• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

エジプトにおけるアラビア語テクストの多層性とその社会的機能についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 15F15301
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 地域研究
研究機関一橋大学

研究代表者

糟谷 啓介  一橋大学, 大学院言語社会研究科, 教授 (10192535)

研究分担者 HAGGAG RANA  一橋大学, 大学院言語社会研究科, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2015-11-09 – 2017-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2016年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2016年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2015年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワードアラビア語 / 宗教言語 / クルアーン / 翻訳
研究実績の概要

ハガグ・ラナ氏が平成28年8月1日付で日本学術振興会特別研究員を辞職することになったため、本報告書も平成28年4月1日から8月1日までの研究活動について述べる。平成28年度は研究奨励費の受給が実質的に3か月という短期間であったため、成果の発表はないが、その間の研究実績は投稿論文として示されている。ハガグ・ラナ氏は、平成28年6月下旬に一橋大学大学院言語社会研究科の紀要『言語社会』に、「文体の選択に関する翻訳ストラテジーについての考察――クルアーンの日本語訳を例にして」と題さる論文を投稿した。この論文では、クルアーンの日本語訳に見られる翻訳ストラテジーを分析することにより、アラビア語と日本語における宗教言語の表現様式の違いに光を当てた。とくに、異なる言語間の文体の位置付けの違いが翻訳に与える影響を論じ、日本語訳におけるモダリティ表現や人称代名詞による呼びかけの形式の例を具体的に取り上げ、言語学的な分析をおこなった。とくにそこでは、目標言語による起点言語に対する「同化ストラテジー」の問題が詳細に論じられた。ハガグ・ラナ氏の研究の特徴のひとつは、地域研究の枠組みに翻訳理論の新たな成果を導入することにあることから見て、本論文が氏の研究の重要な骨格を成すことは疑いない。本論文は、その後の査読の結果、紀要に掲載が認められ、平成29年3月に刊行が予定されている。論文執筆自体は研究奨励費の受給期間に進められたため、本論文を研究実績として示すことができると思われる。この論文執筆の作業と並行して、氏はアラビア語の政治演説の言語分析を進めるためデータ収集の作業に着手しており、その成果は今後の研究のなかで示されるはずである。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2016 実績報告書
  • 2015 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2017 2016 2015

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 文体の選択に関する翻訳ストラテジーについての考察――クルアーンの日本語訳を例にして2017

    • 著者名/発表者名
      ハガグ・ラナ
    • 雑誌名

      言語社会

      巻: 11

    • NAID

      120006312412

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] クルアーンの物語の固有性についての考察―構造分析の限界を超えて2016

    • 著者名/発表者名
      ハガグ・ラナ
    • 雑誌名

      言語社会(一橋大学大学院言語社会研究科紀要)

      巻: 10 ページ: 270-286

    • NAID

      120005848527

    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] イスラームにおける宗教言語の特徴2015

    • 著者名/発表者名
      ハガグ・ラナ
    • 学会等名
      海外専門家招聘講演(国学研究院HK事業団・国語国文学BKプラス事業団主催)
    • 発表場所
      延世大学/ソウル市(韓国)
    • 年月日
      2015-12-18
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
    • 招待講演

URL: 

公開日: 2015-11-26   更新日: 2024-03-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi