研究課題
特別研究員奨励費
本研究の目的は、カリクサレン分子を基に単分散な正多面体構造をもったミセル粒子、キラル増幅能がある有機ゲル化剤など合成し、その構造に関して、放射光を用いて解析し、構造と物性の相関を調べることである。本年度は、カリクサレン系ミセル以外での単分散ミセルを探索し、一般系のミセルにおいてもその親水部に非常に嵩高い親水性基を導入すると、単分散でかつプラトンの正多面体の頂点数に会合数が一致するプラトニックミセル性を示すことを見出した。この系においてミセル構造を固定化することを試みた結果、ミセルの疎水部に二官能性疎水性モノマーを添加し、重合反応を実行することでミセル構造を鋳型にした新たな粒子を調製可能であることを見出した。その粒子構造体の内部構造については小角X線散乱法に基づいて評価し、その粒子の単分散性について検討を行った。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2018 2017 2016 2015 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 5件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (11件) (うち国際学会 10件) 備考 (1件)
Soft Matter
巻: 14 号: 6 ページ: 875-878
10.1039/c7sm02028g
ACS Nano
巻: 11(4) 号: 4 ページ: 4155-4164
10.1021/acsnano.7b00997
ACS Appl. Mater. Interfaces
巻: 9(4) 号: 4 ページ: 3799-3807
10.1021/acsami.6b13916
巻: 9(1) 号: 1 ページ: 722-729
10.1021/acsami.6b12857
Supramolecular Chemistry
巻: in press 号: 11-12 ページ: 870-873
10.1080/10610278.2016.1142088
http://www.sakurai-lab.jp/