研究課題/領域番号 |
15GS0103
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研究種目 |
学術創成研究費
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
伊藤 正直 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (70107499)
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研究分担者 |
武田 晴人 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (20126113)
和田 一夫 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (20121478)
岡崎 哲二 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (90183029)
谷本 雅之 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (10197535)
粕谷 誠 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (40211841)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
219,960千円 (直接経費: 169,200千円、間接経費: 50,760千円)
2007年度: 36,140千円 (直接経費: 27,800千円、間接経費: 8,340千円)
2006年度: 42,250千円 (直接経費: 32,500千円、間接経費: 9,750千円)
2005年度: 44,330千円 (直接経費: 34,100千円、間接経費: 10,230千円)
2004年度: 44,330千円 (直接経費: 34,100千円、間接経費: 10,230千円)
2003年度: 52,910千円 (直接経費: 40,700千円、間接経費: 12,210千円)
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キーワード | 経済史 / 金融論 / 経営史 / 資本市場論 / 証券経済論 / 証券会社経営 / 株主 |
研究概要 |
5年間にわたるプロジェクトは、日本資本市場に関係する基礎データの蒐集、整備と国際・国内シンポ、セミナーの開催に費やされた。このプロジェクトにより、これまでマクロ的、概括的なレベルにとどまっていたわが国の資本市場研究、資本市場史研究を、個別の投資主体、金融商品、証券業、証券発行企業にまで立ち入ったミクロレベルにまで深化させる、あるいは少なくともそうした分析を本格的に行う条件を整備することができた。 とりわけ、これまでまったくブラック・ボックスにあった、市場仲介者であり、市場主体でもある証券会社経営の実態の解明、先物取引・差金決済を主軸とする戦前株式市場の実態、大正バブル期における株価高騰のメカニズム、戦後復興期の証券制度改革のその後への影響、70年代後半の国債大量発行以降の資本市場の構造変化、84年日米円ドル委員会に代表される外圧の具体的内容などは、本プロジェクトにより実現した基礎的一次資料の整備と分析によりその解明が大きく進展した。 本プロジェクトの成果を前提として、今後は、これまで、銀行システムの分析に偏っていた金融論研究、金融史研究を、銀行システム分析と資本市場分析の均衡ある研究軌道に乗せ、さらに新しい日本経済史像、日本金融史像を提示するとともに、政策的にも日本の資本市場改革の方向について新たな提起を行っていきたいと考えている。
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