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データに基づく大学生の中途退学防止策(IR)のモデル構築 : 日米の制度差に着目して

研究課題

研究課題/領域番号 15H00090
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教育学・教育社会学
研究機関京都光華女子大学

研究代表者

橋本 智也  京都光華女子大学, EM・IR部, 職員

研究期間 (年度) 2015
研究課題ステータス 完了 (2015年度)
配分額 *注記
400千円 (直接経費: 400千円)
2015年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワード中途退学 / Institutional Research(IR) / 日米比較
研究実績の概要

研究目的
本研究の目的は、日本の大学が「データに基づいた中途退学防止策」を検討する際に活用できるモデルを構築することであった。
研究方法
研究目的の達成のため、日本と米国の制度・環境の違いを考慮しつつ、日米の大学で行われている中途退学防止に関する研究・実践を調査・整理し、日本の多くの大学が応用できる内容を検討した。日本については、雑誌論文を中心に網羅的な文献調査を行った。米国については、日本への応用可能性を考慮して、日本の現状(知見の共有・蓄積が不十分な状況)に類似した年代に焦点を絞って調査した。また、IRに携わる専門職協会(Association of Institutional Research)の開催する国際大会に参加し、情報収集を行った。
研究成果
日本の文献では、主なものとして、以下の文献が知見の共有・蓄積に役立つと考えられる。丸山(1984)は、中途退学を説明するモデルについての米国の先行研究を整理するとともに、それらのモデルを基に、日本の調査データを用いて、各学部の環境要因が学部の退学者数・退学率に与える影響を検証している。また、姉川(2014)は、中途退学を扱っている各種調査の結果を整理するとともに、先行研究で中途退学と関連があるとされた要因について、公開データを用いて検証を行っている。
米国の文献では、主なものとして、以下の文献が役立つと考えられる。Spady(1970)は従来の研究について、経験的な知見の間につながりがないことを指摘し、理論的基盤を持つ共通の枠組みの中で経験的知見を統合していく必要があることを主張している。Tinto(1975)は学生が大学に学術的・社会的に統合されるかが中途退学の有無に影響するという具体的なモデルを提唱し、その後の研究・実践が発展する基礎となっている。
日本と状況が類似した年代の米国の枠組み・方法を応用し、研究・実践の知見を統合・共有することで、日本の取り組みが、より効果的・効率的に進められると考えられる。

報告書

(1件)
  • 2015 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2016 2015 その他

すべて 学会発表 (5件) (うち招待講演 2件) 備考 (1件)

  • [学会発表] データに基づく大学生の中途退学防止策 : 日米の制度差に着目して2016

    • 著者名/発表者名
      橋本 智也
    • 学会等名
      第22回大学教育研究フォーラム
    • 発表場所
      京都大学吉田キャンパス(京都府京都市)
    • 年月日
      2016-03-17
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
  • [学会発表] 中途退学防止の知見を共有・蓄積する : 米国の研究の発展期から得られる示唆2016

    • 著者名/発表者名
      橋本 智也
    • 学会等名
      ERMS研究会公開セミナーvol.2
    • 発表場所
      宝塚大学東京新宿キャンパス(東京都新宿区)
    • 年月日
      2016-02-19
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 大学からの中途退学についての文献レビュー : 日本の雑誌論文を中心に2016

    • 著者名/発表者名
      橋本 智也
    • 学会等名
      平成27年度第3回IR実務担当者連絡会
    • 発表場所
      福岡大学文系センター棟(福岡県福岡市)
    • 年月日
      2016-01-08
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
  • [学会発表] IR実務担当者のための事例解説 : 中途退学防止についての文献レビューを意思決定支援につなげる方法2015

    • 著者名/発表者名
      橋本 智也
    • 学会等名
      平成27年度第2回IR実務担当者連絡会
    • 発表場所
      大学コンソーシアムやまがた ゆうキャンパス・ステーション(山形県山形市)
    • 年月日
      2015-10-16
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
  • [学会発表] 京都光華女子大学の休退学防止等に関するEMIRについて2015

    • 著者名/発表者名
      橋本 智也
    • 学会等名
      第8回EMIR勉強会
    • 発表場所
      明治大学駿河台キャンパス(東京都千代田区)
    • 年月日
      2015-09-11
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
    • 招待講演
  • [備考]

    • URL

      http://institutional-research.jp/

    • 関連する報告書
      2015 実績報告書

URL: 

公開日: 2015-04-16   更新日: 2016-12-27  

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