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ワイヤカット放電加工におけるMg合金加工の改善と最適化

研究課題

研究課題/領域番号 15H00327
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 工学Ⅰ(機械系)
研究機関富山大学

研究代表者

白川 博樹  富山大学, 工学部, 技術専門職員

研究期間 (年度) 2015
研究課題ステータス 完了 (2015年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
2015年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードワイヤカット放電加工機 / マグネシウム合金
研究実績の概要

研究目的 : (1)マグネシウム合金(以下Mg合金)をワイヤカット放電加工する際の問題点であるイオン交換樹脂及び, その他消耗品の寿命が大幅に短くなることを改善してランニングコストを削減する。(2)工作機械メーカーからの提供がないMg合金専用の加工条件パラメータを導き出し最適化すること。
研究方法 : (1)原因となるMgスラッジの除去方法として, サブフィルタを別途設置してMg成分を取り除く方法を検討していたが, ㈱橋本テクニカル工業製「スーパークリーナーSPC/W20」をレンタルして実験を行ったが, 通常時とほとんど差が見られなかった。原因として粒子が細か過ぎフィルタのメッシュを通過すること。反応速度が速くフィルタのろ過能力を上回ることが挙げられる。この結果からこの方法による目的達成は困難と判断して別の方法を検討することにした。(2)Mg合金加工時の加工時間に対する加工液の比抵抗値の変化と, その際の加工速度, 寸法精度, 加工表面の状態を調査した。AZ80合金で実験した結果, 比抵抗値は他の金属と比較して数十倍の低下速度であるが, 低下しても寸法精度は0.01mm以内の誤差で加工速度は変化が見られず, 安定して加工可能であることが解った。表面は他の金属成分部分でリーク痕が残ること以外は問題ないことが確認された。(3)水道水でイオン交換を行わず加工を行っても同様の結果であったため, この条件で何種類かの板厚にて加工条件パラメータの最適化と高速化を行った。
研究成果 : (1)Mg合金のワイヤカット放電加工時の問題点である消耗品寿命の改善策として, 加工液のイオン交換を行わないこと。加工後に加工液の入替え及びタンク内の洗浄を行うこと。フィルタは専用とすることが挙げられ, ランニングコストは半分以下に抑えられる。(2)前途条件で加工条件を最適化した結果, メーカー提供の加工条件(アルミニウムの加工条件)の時と比較して, 約1.3~1.5倍の高速化に成功した。

報告書

(1件)
  • 2015 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] ワイヤカット放電加工機におけるMg合金加工の改善と加工時間短縮について2016

    • 著者名/発表者名
      白川 博樹
    • 雑誌名

      平成27年度 実験・実習技術研究会in西京 報告集

      巻: 6 ページ: 323-324

    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
  • [学会発表] ワイヤカット放電加工機におけるMg合金加工の改善と加工時間短縮について2016

    • 著者名/発表者名
      白川 博樹
    • 学会等名
      平成27年度 実験・実習技術研究会in西京
    • 発表場所
      山口大学
    • 年月日
      2016-03-03
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書

URL: 

公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-05-15  

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