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携帯型脳波計による簡便な小児睡眠評価法の有用性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 15H00682
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 境界医学・社会医学・看護学等
研究機関愛媛大学

研究代表者

清水 洋志  愛媛大学, 医学部附属病院, 看護師

研究期間 (年度) 2015
研究課題ステータス 完了 (2015年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
2015年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード睡眠評価 / 小児 / 脳波
研究実績の概要

小児の睡眠障害は, 成長・発達に影響し, 不可逆的な影響を残す可能性もあることから, 早期発見・治療が必要であるが, 小児の睡眠医療に取り組んでいる施設が少ないこともあり, 診療に至っていない小児が少なくない. 睡眠障害の診断には終夜睡眠ポリグラフィ(PSG)がゴールドスタンダードの検査であり, 研究者の所属する施設の小児睡眠検査においてもPSGを実施しているが, 多数のセンサーの装着を要するPSGを小児が嫌がる場合が多く, 検査費用も高額であることから, より簡便な手法での小児睡眠評価手法の確立が望まれている. 近年, 少数のチャンネルの脳波を測定することで, 自宅での睡眠の状態を把握できる携帯型脳波計が入手可能となり, 成人においてはその有効性が確認されているが, 小児においてどの程度有用であるかの検証はなされておらず, 携帯型脳波計の小児睡眠評価における有用性を検討する目的で本研究を行った. 今回の研究では, 携帯型脳波計による脳波記録39例を解析の対象とした. 脳波シグナルは, 2か所の電極から双極誘導によりシグナルを獲得し, EDF標準フォーマットにて保存されたものを目視判定にて判読した. 携帯型脳波計による記録が実施できた割合, 装着不良などによるアーチファクトで解析可能なデータが得られなかった時間の割合, 得られたデータにより睡眠段階が判定可能かを解析した. 記録の実施は2例を除いて可能であったが, 4例ではアーチファクトのためほぼ解析が不能であった. これらを除いた症例における解析可能なデータの割合は69%であり, これらのデータ区間においては睡眠ステージの判読が可能であった. 小児における睡眠の質的評価の手法は限られていることから, 携帯型脳波計による記録は有用であると考えられるが, 記録をより正解に得るための手法を工夫する必要があり, またデータの正確さを検証するためには今後さらに症例数を増やして検討が必要である.

報告書

(1件)
  • 2015 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Effectiveness of Suvorexant for Circadian Rhythm Sleep Disorders among Adolescents2016

    • 著者名/発表者名
      Oka Y, Tanno S, Kawasaki Y, Shimizu H, Fujino Y, Uetani T, Horiuchi F
    • 学会等名
      International Pediatric Sleep Association
    • 発表場所
      台湾・台北
    • 年月日
      2016-03-11
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書

URL: 

公開日: 2015-04-16   更新日: 2016-12-27  

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