研究課題/領域番号 |
15H01691
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
皆川 泰代 慶應義塾大学, 文学部(日吉), 教授 (90521732)
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研究分担者 |
檀 一平太 中央大学, 理工学部, 教授 (20399380)
太田 真理子 東京学芸大学, 国際教育センター, 研究員 (50599412)
山本 淳一 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (60202389)
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研究協力者 |
有光 威志
熊崎 博一
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
42,900千円 (直接経費: 33,000千円、間接経費: 9,900千円)
2018年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2017年度: 11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
2016年度: 11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
2015年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / リスク児 / 脳機能結合 / fNIRS / 言語獲得 / 社会認知 / 母子愛着 / 発達障がい / NIRS / 予期因子 / 言語発達 / 発達障害 |
研究成果の概要 |
本研究は発達初期の言語,社会性とそれらを支える脳機能・脳部位結合の定型発達,非定型発達パターンを明らかにし,発達障害を予期する因子を見出すことを目的とした縦断的乳幼児研究である。本研究は自閉スペクトラム症(ASD)の兄弟児である乳児,すなわちASDを将来的に持つリスクのある乳児を3ヶ月齢から3歳まで縦断的に検討した。コホート構築が1つの目的であったが本研究では合計約80名の参加を得た。この結果,リスク児と定型児での発達初期の脳機能結合の異なり,社会的信号への視線行動の違いなどグループ間の違いを明らかにした一方で,それら指標と後の発達の関係についてもいくつか障害の予期因子となる候補を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,社会的にも自閉症スペクトラム症を含む発達障害の問題が着目されるようになってきた。同時に,それら児童に対する発達支援や子育て支援についても重要視されてきている。そのような状況で,本研究は客観的なエビデンスを基にした発達障害の評価や支援を可能にしようとする基礎研究である。本研究により言語や社会性についての脳の発達メカニズムが明らかになれば,非典型的な発達を見出す重要な知識となる。早期発見は早期支援につながり,発達障害の予後を良好にする。同時に本研究は人間の言語コミュニケーション発達の脳内基盤という基礎的な知見を提供する。
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