研究課題
基盤研究(A)
本研究は、子どもと高齢者をつなぐインタフェースとしてのロボット技術に関わるものである。少子高齢社会におけるターゲットケースとして、自宅高齢者による遠隔授業を想定し、生徒や学校教員、そして高齢者達が参画するユーザ参加型開発を行った。この設定のもとで、世代間のコミュニケーションを円滑化するための各種要素技術開発を行い、国内外の学会や雑誌で発表した。同時に、倫理的側面など人文社会学研究も行い、最終的には教育用ロボット技術に関するサーベイガイドライン論文を執筆し、ハイインパクトを有する科学雑誌にて公開した。
ソーシャルロボットの研究が世界中で活発化しているが、子どもと高齢者など世代間にまたがる知的インタフェースとしてのロボット技術に関する研究は未だに限られている。本研究では、シニアコミュニティの協力を得て、実際に小学校における長期フィールド実験を行い、子どもや高齢者などユーザに積極的に開発関与して頂くことによって有用な知見を得た。得られたフィードバックからは、新しい要素技術研究が複数産まれており、高齢者の社会参加を促進する技術研究として、学術的意義・社会的意義の双方が見込まれる。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 2件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (39件) (うち国際学会 21件、 招待講演 9件)
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