研究課題/領域番号 |
15H01732
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 国立研究開発法人国立環境研究所 |
研究代表者 |
谷本 浩志 国立研究開発法人国立環境研究所, 地球環境研究センター, 室長 (30342736)
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研究協力者 |
猪俣 敏 国立研究開発法人国立環境研究所, 環境計測研究センター・反応化学計測研究室, 室長 (80270586)
大森 裕子 国立大学法人筑波大学, 生命環境系・水圏生態学研究室, 助教 (80613497)
坂田 昂平 日本学術振興会, 特別研究員 (80805317)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
46,410千円 (直接経費: 35,700千円、間接経費: 10,710千円)
2018年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2017年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2016年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2015年度: 24,960千円 (直接経費: 19,200千円、間接経費: 5,760千円)
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キーワード | 硫化ジメチル / 揮発性有機化合物 / 海洋観測 / 質量分析計 / 海洋科学 / 海洋探査 / 環境技術 |
研究成果の概要 |
近年、揮発性有機化合物(VOC)の海水中濃度や大気海洋間フラックス観測が行われるようになってきたが、技術的困難さゆえに観測例が非常に少なくスナップショット的で、VOCの収支における海洋の役割は大きな不確実性を伴っていた。本研究では、海洋表層に溶存するVOCの次世代観測技術として、極微量濃度を計測できる高い感度を維持しつつ小型なプロトン移動反応質量分析計の開発を行った。船舶プラットフォームにおける総合性能評価および太平洋における大気中・海水中VOCの濃度変化観測を行なうとともに、太平洋におけるVOCの大気海洋間フラックスと収支の算出を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海洋は、放出源または吸収源として、揮発性有機化合物(VOC)の全球的収支に大きな役割を果たすと考えられている。本研究開発により、質量分析計を海洋観測プラットフォームに搭載した現場観測が可能になり、今後、様々な海域における溶存VOCの系統的観測が可能になるとともに、VOCの収支に及ぼす海洋の役割およびその生物化学プロセスに関する理解を革新的に深まることが期待される。
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