研究課題/領域番号 |
15H01858
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
三成 美保 奈良女子大学, 生活環境科学系, 教授 (60202347)
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研究分担者 |
小川 眞里子 三重大学, 人文学部, 名誉教授 (00185513)
粟屋 利江 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (00201905)
村上 薫 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 新領域研究センター ジェンダー・社会開発研究グループ, 研究グループ長代理 (00466062)
小浜 正子 日本大学, 文理学部, 教授 (10304560)
香川 檀 武蔵大学, 人文学部, 教授 (10386352)
鈴木 則子 奈良女子大学, 生活環境科学系, 教授 (20335475)
長 志珠絵 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (30271399)
桃木 至朗 大阪大学, 文学研究科, 教授 (40182183)
成田 龍一 日本女子大学, 人間社会学部, 研究員 (60189214)
久留島 典子 東京大学, 史料編纂所, 教授 (70143534)
井野瀬 久美惠 甲南大学, 文学部, 教授 (70203271)
姫岡 とし子 奈良女子大学, アジア・ジェンダー文化学研究センター, 協力研究員 (80206581)
永原 陽子 京都大学, 文学研究科, 教授 (90172551)
富永 智津子 宮城学院女子大学, 付置研究所, 研究員 (90217547)
橋本 伸也 関西学院大学, 文学部, 教授 (30212137)
羽場 久美子 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (70147007)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
44,980千円 (直接経費: 34,600千円、間接経費: 10,380千円)
2019年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2018年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2017年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2016年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2015年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
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キーワード | ジェンダー / 世界史 / 歴史教育 / 高校世界史教科書 / 比較 / セクシュアリティ / アジア / イスラーム / 身体 / 暴力 / 歴史学 / 市民教養 / 教育学 / 教養 |
研究成果の概要 |
共同研究の目的は、ジェンダーの視点から「新しい世界史」を構築することであった。そのため、セクシュアリティ、家族、性暴力などに焦点を当てた。これらはいずれも、伝統的な歴史研究であまり注目されてこなかったテーマである。研究会は毎年いくつかのシンポジウムを開催し、各メンバーは研究成果を著書や学術論文として公表した。2014年9月、比較ジェンダー史研究会のウェブサイトを開設した。アクセス数はすでに170万を超えており、最近では、1日あたり2000から3000のアクセスがある。「市民への情報発信」という目的は、十分に達成できた。共同研究の結果は、2021年末に3巻本として出版予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、ジェンダー史研究の射程を時間的・空間的に拡大したことである。歴史研究にはいまなおヨーロッパ中心主義が根強いが、ヨーロッパ史研究の成果を尊重しつつ、アジア史研究やイスラーム史研究とのコラボを積極的にはかった。また、ジェンダー研究では近現代の比重が高いが、本研究では「近代」を相対化するためにも、つねに古代から現代までの通史を意識した。社会的意義は、高校歴史教育の現場と情報共有をはかったこと、及び、専用サイトを充実させて「市民教養」としてアクセスしやすい情報提供をはかったことである。
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