研究課題/領域番号 |
15H01877
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国文学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
永田 知之 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (80402808)
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研究分担者 |
冨谷 至 龍谷大学, 文学部, 教授 (70127108)
土口 史記 岡山大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (70636787)
井波 陵一 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (10144388)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
44,720千円 (直接経費: 34,400千円、間接経費: 10,320千円)
2019年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2018年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
2017年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2016年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2015年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
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キーワード | 中国文学 / 東洋史 / 中国哲学 / 漢籍学 / 書誌学 |
研究成果の概要 |
中国学の基礎資料となる漢籍について、内容はもとより、形態・流通や分類といった側面にも重点を置いて分析した。結果として、内容と形態・流通が往々にして相互に影響し合い、また他方の形をも規定してきたことを従来より明らかにし、ひいてはその現象が前近代中国の制度・文化・学術にどのような意義を持つかを理解し得た。これらの分析はドイツ・中国の研究機関との共同研究を通して進められたので、国際的かつ広い視野に立った上での知見を獲得できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
漢籍については日本・中国での研究を初めとして、膨大な蓄積がある。ただし従来それらは内容に偏重し、またその形態・流通・分類を主題とする領域は書誌学・目録学と称されて、やや特殊な位置づけを受ける場合が常であった。本研究課題は両者を総合させる形で分析を深化させ、いかに漢籍の内容が流通する場や装幀を規定する一方で、簡牘・巻子・線装のような形態がそこに記される事柄にいかなる影響を与えるかを、東アジアで伝統的な手法に限られることなく、欧州の中国学をも援用して明らかにし得たと考える。
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