研究課題/領域番号 |
15H01971
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
成 元哲 中京大学, 現代社会学部, 教授 (20319221)
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研究分担者 |
牛島 佳代 愛知県立大学, 看護学部, 准教授 (10336191)
松谷 満 中京大学, 現代社会学部, 准教授 (30398028)
阪口 祐介 桃山学院大学, 社会学部, 准教授 (50589190)
西崎 伸子 福島大学, 行政政策学類, 教授 (40431647)
永幡 幸司 福島大学, 共生システム理工学類, 教授 (50312765)
三上 直之 北海道大学, 高等教育推進機構, 准教授 (00422014)
守山 正樹 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 特任教授 (10145229)
荒川 雅志 琉球大学, 国際地域創造学部, 教授 (70423738)
石原 明子 熊本大学, 大学院人文社会科学研究部(法), 准教授 (50535739)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
45,630千円 (直接経費: 35,100千円、間接経費: 10,530千円)
2018年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2017年度: 11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
2016年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
2015年度: 17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
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キーワード | 原発災害 / リスク認知 / リスク対処行動 / リスク認知・対処のずれ / 生活の質 / 母親の精神的健康度 / 子どもの問題行動 / パネル調査 / 原発事故後の生活変化 / 健康影響 / 亀裂修復 / 介入研究 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、原発事故が福島県中通りに居住する親子の生活と健康にどのような影響を与えているのかを明らかにし、必要な支援策を検討することにある。全般的には、原発事故後、急激な生活変化を経験した後、ゆるやかな回復傾向にあり、その生活変化に適応できない母親は精神健康度が低下し、それが子どもの問題行動につながっていることを定点観測的な調査票調査と聞取り調査を通じて明らかにした。補償の不公平感、情報不安、経済的負担感を軽減し、保養・避難を選択できる環境にすることによって、将来の健康不安と福島での子育て不安を軽減することが親子への支援策として必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、未曽有の原発事故が人の「からだ」、「こころ」、「きずな」に与える影響を福島県中通りの親子を対象に長期的に追跡し、実態把握に基づき科学的な知見を蓄積している点において学術的な意義は高い。また、個人、家族、地域における影響を広く社会に伝え、亀裂の修復の必要性とそのための初歩的な介入を実施したこと、さらに、親子の生活と健康を増進するための支援策を提示したといった点で社会的意義がある。
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