研究課題/領域番号 |
15H02080
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
郡司 修一 山形大学, 理学部, 教授 (70241685)
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研究分担者 |
中森 健之 山形大学, 理学部, 准教授 (30531876)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
43,030千円 (直接経費: 33,100千円、間接経費: 9,930千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2016年度: 15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
2015年度: 20,410千円 (直接経費: 15,700千円、間接経費: 4,710千円)
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キーワード | ガンマ線バースト / 偏光度検出器 / コンプトン散乱 / MPPC / コンプトンカメラ / プラスチックシンチレーター / 偏光 / 検出器 / ガンマ線 / 宇宙物理学 / 散乱型偏光計 |
研究成果の概要 |
宇宙最大の爆発現象であるガンマ線バーストから、どのようなメカニズムでガンマ線が出てくるのかは未だ謎である。その問題の解決にはガンマ線の偏光観測が有効である。しかし光と異なりガンマ線の偏光は未だ測定が難しい。そこでガンマ線がコンプトン散乱される際の異方性を用いた高性能のコンプトン散乱型ガンマ線偏光度検出器を2種類開発し、その性能を評価した。片方は2次元的なガンマ線の散乱方向を測定するタイプのもので、後者は3次元的な情報を取得できる。前者では3000cm2程度のものを製作すれば2年間の観測でガンマ線バーストの輻射メカニズムを明らかにできる事が分かった。後者はコンプトンカメラとして働く事が分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ガンマ線バーストは大変明るいので、その輻射メカニズムの詳細が分かると、遠方宇宙を探るための優れたプローブとなりうる。そのため、その輻射メカニズムを解明できるガンマ線バースト偏光度検出器の開発は宇宙論の分野において非常に重要である。今回我々が開発したプロトタイプ検出器を大型化すれば、輻射メカニズムの解明に大きく迫れるため、今後アメリカなどと共同でして、実際の衛星実験につなげていきたい。
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