研究課題/領域番号 |
15H02164
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
戸部 義人 大阪大学, 産業科学研究所, 招へい教授 (60127264)
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研究分担者 |
廣瀬 敬治 大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (10252628)
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研究協力者 |
入谷 康平
シュレヤム チャタルジー
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
42,250千円 (直接経費: 32,500千円、間接経費: 9,750千円)
2018年度: 12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円)
2017年度: 14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
2016年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2015年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
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キーワード | 有機化合物の構造と電子状態 / 二次元ポリマー / 固液界面 / 気液界面 / 開殻性一重項分子 / 芳香族化合物 / 気液鬼面 / 自己集合単分子膜 / 一重項ジラジカル / 開殻性分子 / 自己集合 |
研究成果の概要 |
本研究では、これまで手付かずであった電子状態や分子構造をもつ革新的な有機化合物をターゲットとし、その合成と物性解明により有機化学のフロンティアを開拓するとともに新規材料への応用を志向した機能開拓を行った。具体的には、新奇な電子状態をもつ物質として開殻性一重項分子をとりあげ、共役系のトポロジーや三次元構造に起因する新たな物性に着目し、それらの合成を行い特異な物性を解明した。新奇な分子構造をもつ物質としては、柔軟な構造をもつ原子レベルの周期性をもつ単分子膜である二次元ポリマーに着目し、固液界面や気液界面における自己集合を利用した合成と周期構造の確認を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電子状態と分子構造は物質、とくに有機化合物の性質を決定する基本的な因子であり、近代化学が確立されて以来、この概念に基づいて膨大な数の有機化合物が合成され人類社会の発展を支えてきた。しかし、近年はその発展が鈍化しつつあるとともに国際競争の激化や資源枯渇問題も関連し、さらに革新的な材料の創出が世界中で求められていた。本研究では、従来の有機化学において手付かずであった電子状態や分子構造をもつ革新的な有機化合物を創出することにより、その基本物性の解明と先端材料を志向した機能開拓を目指した研究を行い、新しい化学へと展開するための端緒を開いた。
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