研究課題
基盤研究(A)
本研究では,宇宙軌道上でテザー伸展を行い,昇降機(クライマー)を移動させる軌道エレベーター(軌道ELV衛星)を開発する.まず1km~2km程度のテザーを搭載できる衛星を開発し,数値シミュレーションおよび地上実験による評価検証を行い,ミッションの成立性を検証した.しかし,宇宙デブリ(ごみ)問題により宇宙実験が困難となったため,スケールを縮小した10cm立方のCubeSatを再開発,同様に評価検証を行った後に打ち上げへと繋げた.
1km以上のテザー伸展による軌道エレベーター実験は,重力,軌道運動による遠心力・コリオリ力,その他自然外力による複雑な場である宇宙環境(軌道上)において,機械力学の観点からも非常に興味深い.実衛星を開発した後に,ミッションを目的とした数値シミュレーションおよび地上実験による評価検証は有意義な成果であり,今後の宇宙テザー利用へと繋げていくことが期待できる.スケールを縮小した10cm立方のCubeSatは,宇宙力学環境もスケール縮小されるが,エレベーター実験は世界初であり,日本がこの分野を先導する観点からも意義が高い.
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (15件) (うち国際共著 1件、 査読あり 14件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (46件) (うち国際学会 23件、 招待講演 8件) 備考 (4件)
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