研究課題/領域番号 |
15H02231
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
高木 浩一 岩手大学, 理工学部, 教授 (00216615)
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研究分担者 |
大嶋 孝之 群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (30251119)
王 斗艶 熊本大学, パルスパワー科学研究所, 准教授 (30508651)
林 信哉 九州大学, 総合理工学研究院, 教授 (40295019)
秋山 雅裕 岩手大学, 理工学部, 准教授 (50611430)
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研究協力者 |
小出 章二
高橋 克幸
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
43,550千円 (直接経費: 33,500千円、間接経費: 10,050千円)
2018年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
2017年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2016年度: 14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)
2015年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
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キーワード | パルスパワー / プラズマ / 静電気 / 生長促進 / 鮮度保持 / 酵素活性制御 / ストレス / 発芽促進 / 電力工学 / 農業工学 |
研究成果の概要 |
本研究では、パルスパワー放電による青果物の収量改善とその鮮度保持について、植物の発芽・生長促進、酵素活性制御などの観点にわけて実施した。前者では、プラズマ照射によるエピジェネティクス的な効果で、発芽や生長促進関連遺伝子が発現して発芽や生長が促進されること、青枯れ病菌などの不活化、連作障害を引き起こすアレロパシー物質の分解などで植物成長の促進などを実現した。後者では、植物の成長ホルモンであるエチレンを分解する装置を輸出用コンテナに取り付け、輸出時の青果物の鮮度劣化を抑えた。電界印加により、清酒発酵過程で麹菌や酵母の活性、たんぱく質の立体構造、酵素活性などを変化できることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、バイオメカニズム解明(生物・農学・理学)など、科学的及び応用的探究に基づく包括的な研究であり、このような取り組みは、世界にも例を見ない。本研究成果は、植物バイオ(アグリ)エレクトニクスの融合分野の科学の深化や、農工融合学術領域の創生にもつながり、国際的な先導拠点として、世界に新しい視点でのパーマカルチャー(持続可能農業)としての情報発信へとつながった。加えて、パルスパワー技術の新たな応用分野としての開拓へもつながり、学術面からも、社会実装の観点からも、意義は大きいと考えられる。
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