研究課題/領域番号 |
15H02253
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
原田 博司 京都大学, 情報学研究科, 教授 (20358972)
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研究分担者 |
水谷 圭一 京都大学, 情報学研究科, 助教 (40638847)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2016年度)
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配分額 *注記 |
18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)
2016年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2015年度: 10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
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キーワード | ブロードバンド / VHF / 第5世代移動通信システム / 実証試験 |
研究実績の概要 |
VHF帯(200MHz)帯において帯域幅5MHz、QPSK-OFDM、16QAM-OFDM、64QAM-OFDMを用いて伝送速度数Mbpsを達成するARIB STD-T103規格(Mode1、Mode2)において移動時(時速80kmを想定)でも誤り率10e-6を達成する電波伝搬特性推定方法、パイロットキャリアを用いた測定結果補間法を提案し、畳み込み符号、畳み込みターボ符号を搭載した特性評価シミュレータを構築し、山岳地帯における電波伝搬特性を取得し、取得結果に基づく長遅延多重波電波伝搬環境モデルにおいてビット誤り率と特性を計算機シミュレーションによりその特性評価を実施した。また、当該アルゴリズムを実機に搭載し、河川氾濫、災害監視に利用可能な無線通信システムを開発し、奈良県五條市猿谷ダム周辺の山岳地帯において実用性を確認するための伝送試験を行った。試験においては、500m程度の山頂のタワー上に設置された基地局から信号を伝送し、途中標高1000mの山を含む山岳地帯見通し外多重電波伝搬環境においてもQPSK-OFDM、16QAM-OFDM、64QAM-OFDMを用いて移動通信を行った場合においても2-4kmのエリアにわたって安定した数Mbpsの通信を確保できることを実証した。また、エリア拡張方式についても検討し、OFDMAを3つのセグメントに分けた中継伝送方式を実装し、同様に奈良県五條市猿谷ダム周辺で中継を挟むエリア拡張実験を行い、山岳見通し外の環境において6.2kmのデータ伝送を行うことができることが実証された。 このシステム実証実験の成功により、防災、減災に向けた公共用ブロードバンド通信システムの構築を行うARIB STD-T103が固定、準固定通信だけでなく移動通信にでも利用可能で且つ山岳地帯、見通し外環境においても映像等のデータの伝送を行うことができることが明らかになった。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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