研究課題/領域番号 |
15H02272
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木環境システム
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
大村 達夫 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 教授 (30111248)
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研究分担者 |
李 玉友 東北大学, 工学研究科, 教授 (30201106)
佐野 大輔 東北大学, 工学研究科, 准教授 (80550368)
渡辺 幸三 愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 教授 (80634435)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
44,590千円 (直接経費: 34,300千円、間接経費: 10,290千円)
2017年度: 12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
2016年度: 12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円)
2015年度: 19,370千円 (直接経費: 14,900千円、間接経費: 4,470千円)
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キーワード | 水系感染症ウイルス / 消毒剤耐性 / ノロウイルス / ロタウイルス / 遊離塩素 / 胃腸炎ウイルス / 消毒処理 / 適応進化 / 次世代シーケンス / クラスタリング解析 |
研究成果の概要 |
本研究では、ヒトノロウイルスの代替としてマウスノロウイルス、ヒトロタウイルスとしてサルロタウイルスを用い、遊離塩素への繰返し曝露がもたらすウイルス集団の適応進化に関する研究を行った。その結果、両方のウイルスに関し、遊離塩素への繰返し曝露により遊離塩素耐性集団を得ることに成功した。マウスノロウイルスに関しては外殻タンパク質遺伝子配列、サルロタウイルスに関しては全ゲノム配列の解析を行ったところ、遊離塩素への繰返し曝露により、ある特定の形質を有する株の優占が生じることが明らかとなった。以上の結果から、水処理によく用いられる遊離塩素処理が、胃腸炎ウイルスへの淘汰圧として働いていることが示された。
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