研究課題/領域番号 |
15H02279
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
山中 俊夫 大阪大学, 工学研究科, 教授 (80182575)
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研究分担者 |
袁 継輝 豊橋技術科学大学, 建築・都市システム学系, 助教 (10781437)
崔 ナレ 大阪大学, 工学研究科, 特任助教(常勤) (10826481)
竹村 明久 摂南大学, 理工学部, 准教授 (70584689)
小林 知広 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (90580952)
甲谷 寿史 大阪大学, 工学研究科, 教授 (20243173)
桃井 良尚 大阪大学, 工学研究科, 助教 (40506870)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
44,980千円 (直接経費: 34,600千円、間接経費: 10,380千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2016年度: 12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円)
2015年度: 27,040千円 (直接経費: 20,800千円、間接経費: 6,240千円)
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キーワード | 病室 / 臭気 / 次亜水噴霧 / 置換換気 / 咳飛沫 / 飛沫核 / カーテン / 4床病室 / 医療用カーテン / 付加気流 / 外乱条件 / 汚染物濃度 / 次亜水 / 噴霧脱臭 / メチルメルカプタン / 除菌 / 咳飛沫核 / 2流体ノズル / 咳嗽 / 飛沫 / 咳マシン / 一流体ノズル / 人工気候室 / 相当換気量 / 建築環境・設備 / 空気環境 / 脱臭 / 噴霧 / 空気質 / 換気 / 感染防止 |
研究成果の概要 |
病室を対象として、患者の排泄物臭や呼気、体臭などの悪臭の問題、咳による細菌・ウイルスの病室内拡散による院内感染の問題を、換気システムと噴霧脱臭・除菌システムの二つを効果的に利用することで実現する手法を実現させた。 換気方式は、置換換気とし、噴霧脱臭・除菌システムとしては、次亜水の室内噴霧を対象とし、その噴霧ミストの噴霧性状と置換換気の組み合わせによって、室内で発生する悪臭と細菌・ウイルスの効果的な排出と消滅による安全で快適な病室環境の実現を達成するための技術的知見を明らかにすることができ、置換換気室内で、カーテンの位置や床上高さの設定方法が臭気拡散に及ぼす影響について明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病室において、患者や患者のおむつなどから発生する臭気は患者や医療従事者、来訪者にとって大きな問題であり、その解決方法は重要な課題であった。本研究により、置換換気を導入することで、臭気問題の解決が可能であることが明らかになった。また、補助的な手法として、次亜水を室内で噴霧することで、瞬時的な臭気発生に対応することも可能であると言える。今後、適切な利用により、置換換気を病室空調の標準的仕様とすることができれば、現在の病室の臭気問題は大きく改善し、その社会的なメリットは大きいものと言える。
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