研究課題/領域番号 |
15H02304
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造・機能材料
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研究機関 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
研究代表者 |
平 徳海 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 構造材料研究拠点, 主幹研究員 (80354207)
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研究分担者 |
阿部 太一 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 構造材料研究拠点, 主幹研究員 (50354155)
大沼 正人 北海道大学, 工学研究院, 教授 (90354208)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
44,720千円 (直接経費: 34,400千円、間接経費: 10,320千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2016年度: 11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
2015年度: 18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)
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キーワード | 鉄鋼材料 / 炭素鋼 / TEM / 相変態 / オメガ相 / 双晶境界 / 電子線回折 / 炭化物 / マルテンサイト構造 / 構造・機能材料 / マルテンサイト / 透過電子顕微鏡 / 金属物性 / ① 構造・機能材料 / ② 金属物性 / ③ 鉄鋼材料 / マルテンサイト変態 / ⑤ オメガ相 |
研究成果の概要 |
炭素はBCCα-Fe結晶中に固溶して単相マルテンサイトを生成するといった仮説は主流である。今日においても鉄鋼に関する多くの研究者は、この仮説を基にして研究を遂行している。一方、我々は本プロジェクトの開始数年前より、従来の仮説とは異なる、炭素鋼のマルテンサイトが単一の炭素固溶したBCCα-Fe相ではなく、BCCα-Feの双晶と双晶粒界に存在した六方晶(hexagonal)ω-Feの2つの相からなっていることを発見した。この新しい発見に基づいて、従来の考えと異なる炭素鋼の相変態機構及び強靭化機構に関する研究プロジェクトを立ち上げた。本研究の遂行に伴い、新たな知見が期待できると考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新たに発見した「鉄鋼中のオメガ相の形成」という視点から焼き入れ硬化現象について新原理の構築しました。鉄鋼材料研究の新しい方向性を切り拓き、21世紀の技術基盤となる新たな鉄鋼材料学を構築する。炭素鋼は、ごく一般的な汎用鉄鋼材料であり、鉄鋼材料として最もよく使われている。その中において、Fe-C合金は、典型的な二元合金炭素鋼である。また、炭素は、炭素鋼の性質に最も影響するため、熱処理時の炭素鋼中における炭素の挙動に関する研究は、多くの研究者の興味を引いている。
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