研究課題
基盤研究(A)
Ca2+透過性の高いTRPV4とCa2+透活性化クロライドチャネルのanoctamin 1の機能連関は腺房細胞でからの唾液・涙分泌、感覚神経でのTRPV1とanoctamin 1の機能連関は痛みの増強をもたらすことが分かった。それらの阻害分子をスクリーニングした。TRPA1の新たな刺激物質を同定するとともに、膜伸展刺激によっても活性化されることを見いだした。TRPM2のレドックス刺激による酸化がインスリン分泌に関わることを明らかにした。クロタミトンがTRPV4に作用して鎮痒効果を発揮することを明らかにした。新生児一過性副甲状腺機能亢進症の発症要因としてTRPV6の変異を明らかにした。
TRPチャネルは、その多くがCa2+透過性の高い非選択性陽イオンチャネルとして機能することから、流入したCa2+は細胞内で様々なCa2+依存性カスケードを活性化すると考えられている。その一つがCa2+透活性化クロライドチャネルのanoctamin 1の複合体形成を介した機能連関だと分かり、複数のTRPチャネルが機能連関を行うことが分かったことの学術的意義は大きい。この機能連関の刺激剤・阻害剤は、新たな治療薬となることが期待される。TRPチャネルの機能メカニズムを明らかにすることも治療薬開発へとつながる可能性がある。
すべて 2019 2018 2017 2016 2015 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (19件) (うち国際共著 3件、 査読あり 19件、 オープンアクセス 6件、 謝辞記載あり 5件) 学会発表 (61件) (うち国際学会 35件、 招待講演 8件) 備考 (3件) 産業財産権 (1件)
Journal of Neuroscience Research
巻: 96 号: 5 ページ: 901-910
10.1002/jnr.24208
Journal of Pharmacological Sciences
巻: 36 号: 3 ページ: 121-132
10.1016/j.jphs.2017.12.012
J Bone Miner Metab
巻: 36(3) 号: 3 ページ: 274-285
10.1007/s00774-017-0842-7
Nature Communications
巻: 9 号: 1 ページ: 2049-2049
10.1038/s41467-018-04436-w
120006471161
The American Journal of Human Genetics
巻: 102 号: 6 ページ: 1104-1114
10.1016/j.ajhg.2018.04.006
The Journal of Physiological Sciences
巻: 印刷中 号: 4 ページ: 431-440
10.1007/s12576-017-0545-9
40021574373
FASEB J.
巻: 32 (4) 号: 4 ページ: 1841-1854
10.1096/fj.201700954r
130007901356
Cell Reports
巻: 19 号: 13 ページ: 2730-2742
10.1016/j.celrep.2017.06.002
Pfluger Archiv. Eur. J. Physiol.
巻: 469 号: 10 ページ: 1313-1323
10.1007/s00424-017-1998-7
Scientific Reports
巻: 7 号: 1 ページ: 15785-15785
10.1038/s41598-017-16150-6
Sci. Rep.
巻: 7 号: 1 ページ: 43132-43132
10.1038/srep43132
Allergology International
巻: 66 号: 1 ページ: 22-30
10.1016/j.alit.2016.10.003
130005308490
J. Physiol.
巻: 595 号: 8 ページ: 2681-2698
10.1113/jp273961
The FASEB Journal
巻: 29 号: 1 ページ: 182-192
10.1096/fj.14-251314
J. Biol. Chem.
巻: 290 (5) 号: 5 ページ: 3161-3171
10.1074/jbc.m114.600932
Proceedings of the National Academy of Sciences of the U S A.
巻: 112(16) 号: 16 ページ: 5213-8
10.1073/pnas.1421507112
巻: 290 号: 19 ページ: 12435-12442
10.1074/jbc.m115.649913
巻: 467 号: 9 ページ: 190-202
10.1007/s00424-014-1620-1
巻: 5 号: 1 ページ: 18581-18581
10.1038/srep18581
http://www.nips.ac.jp/cs/
http://www.nips.ac.jp/cs