研究課題/領域番号 |
15H02587
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
山下 信義 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エネルギー・環境領域, 上級主任研究員 (40358255)
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研究分担者 |
谷保 佐知 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エネルギー・環境領域, 主任研究員 (00443200)
羽成 修康 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 研究グループ長 (10392648)
堀井 勇一 埼玉県環境科学国際センター, 化学物質・環境放射能担当, 専門研究員 (30509534)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
39,650千円 (直接経費: 30,500千円、間接経費: 9,150千円)
2019年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2018年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2017年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2016年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2015年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
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キーワード | PFOS / 塩素化ナフタレン / ペルフルオロアルキル化合物 / 国際共同研究 / インド / 中国 / 光分解 / ビスフェノール / 残留性有機汚染物質 / ストックホルム条約 / 大気汚染 / 長距離輸送 / 高山環境 / 環境内構造変換 / POPS / 第三の極 / POPs / PM2.5 / 環境化学 / 有機汚染物質 / PFASs / 第3の極 / 有害化学物質 / PFAS |
研究成果の概要 |
第三の極(ヒマラヤ・チベット高原)周辺各国において有害化学物質汚染状況と環境内構造変換に関する海外学術調査研究を行った。その結果、ビスフェノール類汚染の国際比較、高山環境における塩素化ナフタレン光分解反応の発見、100種以上のペル及びポリフルオロ化合物の一斉分析技術の発明などを達成した。これらの研究成果は、高引用件数論文賞受賞など、世界的に高く評価されている。また三件の特許と製品化、ISO国際標準規格であるISO 21675の開発のほか、21名の若手研究者育成にも成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ビスフェノール汚染の国際比較、高山環境における塩素化ナフタレン光分解反応の発見、人工知能を利用した117種のPFASの一斉分析技術の発明など、高引用件数論文や受賞で証明された「基礎科学研究成果」の他、3件の特許と製品化による科学研究成果の「実用化」、ISO 21675による「社会実装」、「若手研究者育成」等、非常に高い成果が得られた。特に本研究で育成した20名以上の若手研究者は、本プロジェクトに関連した新規研究テーマを各国で既に立ち上げ、JSPSと連携した招へいプログラムにも採択されている。従って、昨今懸念される日本科学技術国際発信力の低下を改善する上でも、大きな社会的効果が達成できた。
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