研究課題/領域番号 |
15H02640
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
生物多様性・分類
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
矢原 徹一 九州大学, 理学研究院, 教授 (90158048)
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研究協力者 |
田金 秀一郎
遠山 弘法
永益 英敏
内貴 章世
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
42,380千円 (直接経費: 32,600千円、間接経費: 9,780千円)
2017年度: 14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)
2016年度: 14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)
2015年度: 14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
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キーワード | 熱帯林 / 植物種多様性 / 新種 / クスノキ科 / 分子系統解析 / 次世代シークエンサー / 種多様性 / 東南アジア / 分子系統 / 生物多様性 / 樹木 / 植物多様性 / ボルネオ / スマトラ |
研究成果の概要 |
種多様性がとくに高いボルネオ島とスマトラ島を重点に野外調査を実施し、ミャンマー・タイ・マレー半島・ラオス・カンボジアで補足調査を実施した。種数が多いクスノキ科などについて東南アジア全種を対象に分類学的研究を進めた。クスノキ科シロダモ属、ニッケイ属、シナクスモドキ属についてMIGseqによる系統解析を行った。シロダモ属では55種が確認され、うち38種(69%)が新種だった。シナクスモドキ属では27種が確認され、14種(52%)が新種だった。ニッケイ属では104種が確認され、31種(30%)が新種だった。これらの結果から、東南アジア熱帯林にはいまも多くの未記載種が残されていることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
急速に失われている東南アジア熱帯林に多くの新種樹木が残されていることを明らかにすることで、その保全上の重要性に関する科学的根拠を提示した。また、生物多様性観測に関する国際ネットワーク(GEO BON, AP BON)に貢献した。
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