研究課題/領域番号 |
15H02668
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数理情報学
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研究機関 | 北九州市立大学 (2016-2018) 京都大学 (2015) |
研究代表者 |
永原 正章 北九州市立大学, 環境技術研究所, 教授 (90362582)
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研究協力者 |
Chatterjee Debasish
Quevedo Daniel
Vidyasagar Mathukumalli
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2016年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2015年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | 最適制御 / スパースモデリング / 圧縮センシング / モデル予測制御 / 凸最適化 / 省エネルギー / 動的スパースモデリング / スパース最適制御 / ネットワーク化制御 / 分散制御 / マルチエージェントシステム / 分散最適化 / スマートモビリティ / 超スマート社会 / ドローン / 次世代無線通信 / IoT / Cyber-Physical Systems / スパース性 / 非線形制御 / 無人航空機 |
研究成果の概要 |
本研究では,制御入力の休止区間(制御の値が0である時間区間)を最大化する新しい最適制御を開発し,省エネルギーの観点からその有効性を示した.非平滑最適制御理論にもとづき,L0最適性の必要条件を導出し,その性質を明らかにした.また近接作用素を用いた高速アルゴリズムを導出し,モデル予測制御の枠組みでの有効性を示した. 本研究では,インドやドイツ,米国の研究機関との共同研究を積極的に推進し,多くの国際共著論文を執筆した.本研究の成果は世界的に評価され,IEEEシステム制御部門の国際賞 Geroge S. Axelby 最優秀論文賞を受賞した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超スマート社会 (Society 5.0) の実現において,重要な技術的課題の一つが省エネルギーの達成である.超スマート社会においては,様々なシステムが複雑に関係し,システム的な観点から消費エネルギーの最小化を数理的に定式化し,実行することが極めて重要である.本研究は,そのような全体最適化の数理的な基礎を与える研究であり,大きな社会的意義を持つ.また,本研究で提案したL0最適制御は世界的にも新しく,現在では多くの研究者に影響を与えている.したがって,学術的な意義も大きい.
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