研究課題/領域番号 |
15H02684
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ソフトウェア
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
関 浩之 名古屋大学, 情報学研究科, 教授 (80196948)
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研究分担者 |
小川 瑞史 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (40362024)
結縁 祥治 名古屋大学, 情報学研究科, 教授 (70230612)
橋本 健二 名古屋大学, 情報学研究科, 助教 (90548447)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2016年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2015年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
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キーワード | セキュリティ / 木オートマトン / 木変換器 / 文法圧縮 / マルウェア解析 / SMTソルバ / レジスタオートマトン / レジスタ文脈自由文法 / 計算複雑さ / プログラムセキュリティ / 動的情報漏洩量 / ソフトウェア解析 / プライバシー / 形式言語理論 / 自動解析 / XML / 圧縮 / 木文法 / トップ木 / 文脈自由文法 / 有向グラフ / 情報保存性 / 直線的文脈木文法 / XPath |
研究成果の概要 |
非決定性木変換器における問合せ保存性について考察した.木文法およびトップ木に基づく圧縮法,圧縮データを解凍することなく直接問合せおよび更新する手法を提案・実装した.文脈自由文法にデータ値を扱う能力を限定的に加えたレジスタ文脈自由文法(RCFG)について,所属問題と空問題の計算量がEXPTIME完全であることなどを示した.また,ガード式において任意の2項関係を指定できるようにRCFGを一般化した.重み付きレジスタオートマトン(WRA)に関する基本問題の計算量を考察し,最小重み経路問題に帰着して求めるアルゴリズムを提案した.さらに,マルウェアの意味理解やSMTソルバに関する基礎的研究を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
セキュアなソフトウェアの設計運用技術を発展させるべく,ソフトウェア検証・解析などの形式手法からのアプローチが必要となっている.同時に,大規模構造化データが計算機システム上でますます蓄積,交換されるようになり,それら大規模データの安全で効率的な処理のための計算モデルの導入,基本問題を解くアルゴリズムの設計や計算量の解析,実用上効率的に動作するツールの開発等が求められている.本研究成果はこれらの要請に答えるものである.
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