研究課題/領域番号 |
15H02717
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
認知科学
|
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
服部 雅史 立命館大学, 総合心理学部, 教授 (50301643)
|
研究分担者 |
鈴木 宏昭 青山学院大学, 教育人間科学部, 教授 (50192620)
三輪 和久 名古屋大学, 情報学研究科, 教授 (90219832)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2015年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
|
キーワード | 思考 / 問題解決 / 創造性 / 推論 / 認知科学 / 実験系心理学 |
研究成果の概要 |
よいアイデアが浮かんでこないとか,よい説明ができないとかいったことは誰にでもあるが,そうした現象について,課題の構造,本人の努力(認知資源),特性(性格,情報探索傾向,抑制機能など),周りの環境(ノイズの有無,認知負荷など)などの観点から,そのしくみの一端を明らかにした。たとえば,抑制機能が中程度の人は,適度なノイズのある環境で,無意識的に外界からヒントを得ることができるといったように,すべての要因が複雑に相互作用をしていることがわかった。また,無意識的な情報貯蔵庫に情報を統合する機能があり,従来考えられていたより複雑な処理ができることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
創造的なアイデアの生成過程において,無意識的な思考が関係していることは以前から知られていたものの,どのような人が,どのような状態のときに,どのような情報を外界からうまく取り入れることができるかといった詳細については,本研究が初めて明らかにした。ある人の創造性を促進する環境が,別の人の創造性を妨害する可能性があることを明らかにした本研究の成果は,たとえば,個人差を考慮した創造的活動の場の構築に役立つ可能性を秘めている。
|