研究課題/領域番号 |
15H02729
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知覚情報処理
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
近藤 眞理子 早稲田大学, 国際学術院, 教授 (00329054)
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研究分担者 |
山岸 順一 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 准教授 (70709352)
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研究協力者 |
ヘンター グスタフ E.
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2015年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 第二言語音声習得 / バイリンガル音声 / 英語音声習得 / 第二言語音声評価 / 音声知覚 / 合成音 / 外国語訛度 / 知覚 / バイリンガル音声合成 / 音素知覚 / 世界英語 / 音素習得 / 異音 / 知覚認識 / 感度指数 / 流音 / 英語音声知覚 / 音声合成 / 外国語アクセント / 英語音声 / 日本語アクセント / 発話理解度 / バイリンガル / 英語音声学 / 日本語音声学 / 音声習得 / 発話理解 |
研究成果の概要 |
日本語話者の英語の発音を音声コミュニケーションの観点から考察し、日本語訛の英語の特徴と、英語母語話者と非母語話者が日本語訛の英語を理解できるか、どう評価するかを検証した。また、同一話者の音声を基に日英バイリンガル音声を合成し、外国語訛の度合いを変化させた日本語訛の英語と英語訛の日本語音声を使い、分節音の正確さと外国語訛度判定の知覚実験を行った。 日本語訛の英語の判定においても、バイリンガル合成音を使った知覚実験においても、従来から指摘されている特定の分節音の日本語訛度が高くなると、外国語訛の発音と判定された。結果を受けて、特定の分節音の習得に特化した発音教育法の開発が求められる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これから益々一般的となる非母語話者間の音声コミュニケーションにおいて、すでに数多くの研究が行われている学習者としての発話理解・意思の疎通だけではなく、“情報を伝達する側”という視点で、英語母語話者・非母語話者を問わず誰にでも通じる日本語訛の英語とは何か、どのような発音であれば、母語を問わず誰にとっても理解されるのかを客観的に示し、英語音声習得教育の指針を示すことを目指した研究である。外国語訛があっても必ずしも理解度が低くなるわけではなく、母語話者のように話せるようになる教育よりも、必要な情報を伝えられる音声コミュニケーションを想定した外国語音声教育が大切なことが分かった。
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