研究課題/領域番号 |
15H02791
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究機関 | 秋田大学 (2018) 東京大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
有川 正俊 秋田大学, 理工学研究科, 教授 (30202758)
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研究協力者 |
LU Min
司 若辰
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2015年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | 地域の知 / 地理情報システム(GIS) / ジオメディア / 時空間データベース / エコシステム / データ永続性 / 生涯学習 / 位置情報サービス / コンテンツ・アーカイブ / 情報図書館学 / 永続性 / 情報検索 / 可視化 / 歴史文化財 / 地図 / ジオレファレンス / ユーザ生成コンテンツ / 持続可能性 / GPS / データ寄付 |
研究成果の概要 |
地域コミュニティの重要な資料や知識は、時間が経つにつれて、その価値を忘れて、失われる傾向がある。また、地域コミュニティで蓄積があるアナログメディアをデジタルメディアへ転換するためには、コスト面や人材不足の点で現実とはいえない。本研究では、既存のアナログメディアを一次メディアとして扱い、尊重し、デジタルメディアは二次メディアとすることにより、現実的な持続可能な枠組みが実現可能であると考え、人間中心メディア環境の概念を提案した。この枠組により、地域の現地で地理や歴史を学べ、同時に情報収集・編集・発信できるスマートフォンアプリを実現し、実際にいくつかの地域で実証実験を行い、持続可能性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アナログ地図は、ヒトが創造的に制作し、視覚表現には歪みがあるものの、情報伝達性が高いという特徴を持つ。このような歪みがある視覚表現は、正確な地図と統合することは一般に困難であり、デジタル処理の対象からはずされがちである。しかしながら、このようなアナログ表現はすでに大量の蓄積があり、また人間にとっては分かりやすい表現となっている。本研究では、このような人間中心の表現メディアを時空間的に統合し、またスマホのアプリとして実現し、地域の現地で地理や歴史を自習的に学べ、またフィールド調査を行うことが可能な利用環境を体系化した。柏市、白井市(千葉県)、文京区などで実証実験を行いその有効性を明らかにした。
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