研究課題/領域番号 |
15H02806
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
原 圭一郎 福岡大学, 理学部, 助教 (10390593)
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研究分担者 |
須藤 健悟 名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (40371744)
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研究協力者 |
塩原 匡貴
森本 真司
矢吹 正教
高島 久洋
Theys Nicolas
大西 貴都
三上 七海
武田 真憲
荒川 逸人
高村 友海
林 政彦
加藤 恵亮
江竜 和信
杉浦 裕紀
山田 恭平
平沢 尚彦
小林 史尚
齊藤 晃紀
原口 涼平
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 11,960千円 (直接経費: 9,200千円、間接経費: 2,760千円)
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キーワード | 炭素質エアロゾル / 南極 / ブラックカーボン / バイオマス燃焼 / 長距離輸送 / 起源 / エアロゾル / BC / 極地 / 気象学 / 大気現象 |
研究成果の概要 |
炭素質エアロゾルの連続観測を南極沿岸部・周辺海域で実施した.2005-2016年の昭和基地では,ブラックカーボン(BC)濃度レベルは検出限界(0.2 ng m-3)~63.8 ng m-3で,明瞭な経年トレンドは確認されなかった.昭和基地のBC濃度は,9-10月に極大を示す季節変化を示し,南米・アフリカ南部のバイオマス燃焼の影響を強く受けていた.南極沿岸部のBCは,主に南米・アフリカから対流圏下層を経由して輸送されていた.光吸収オングストローム指数の季節変化は,大気中でのBC混合状態の変化,バイオマス燃焼や海洋生物活動起源の有機エアロゾルに関係していた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
南極における燃焼起源の炭素質エアロゾルの動態を観測とモデルを使用して研究を進めた.本研究で得られた成果・知見は,低・中緯度域から南極域への大気微量成分の長距離輸送経路・過程を検討する際に非常に重要となる.さらに観測とモデル研究の比較を進めた結果,燃焼起源エアロゾルの再現精度を上げられたため,今後のモデルによる予測の信頼性を向上させられた.
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