研究課題/領域番号 |
15H02824
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
|
研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
今岡 達彦 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 放射線影響研究部, グループリーダー(定常) (40356134)
|
研究分担者 |
真下 知士 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (80397554)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2016年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2015年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
|
キーワード | 放射線影響 / 発がん / 変異 / 遺伝子改変ラット / 放射線 / ラットモデル / 生物影響 / 改変ラット / 変異追跡 / 放射線発がん / シグネチャ変異トレーシング / 遺伝子改変動物 |
研究成果の概要 |
放射線は、低線量であっても線量に比例した数の変異細胞を直接に作り、線量に比例したがんリスクにつながると考えられている。このような仮説を直接的に証明するには、発がんの原因となる変異を持つ細胞を可視化することが有用であり、そのような技術を確立するためには、発がん原因遺伝子変異が生じるゲノム内の場所を予想可能な、遺伝子ノックアウトのような放射線発がん動物モデルが必要である。本研究では、放射線を照射した後にがんが誘発されやすい新たな遺伝子ノックアウトラット乳がんモデルを確立した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療、職業、環境等に由来する低線量放射線のリスクを正確に評価するに当たっては、放射線が作る変異細胞の数が線量に比例し、その比例性が保たれたままがんリスクにつながるという仮定が正しいかどうかを証明するところにボトルネックがある。本研究で開発した動物モデルは、この仮定を証明するための要素技術になる。また、開発したモデルは、家族性腫瘍症候群の動物モデルとして、診断・治療・予防の研究開発に役立つことが期待される。
|