研究課題/領域番号 |
15H02838
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境技術・環境負荷低減
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
新田見 匡 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 特別研究教員 (20377089)
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研究分担者 |
栗栖 太 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (30312979)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2016年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2015年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 環境技術 / 水質汚濁・土壌汚染防止・浄化 / 反応・分離工学 / 糸状性細菌 / バイオリアクター / 水質汚濁・途上汚染防止・浄化 |
研究成果の概要 |
国内各地の下水処理施設の調査において、活性汚泥中に糸状性コウレオスリックス属細菌が優占する施設では、最終沈殿池において活性汚泥の固液分離性が悪化することを明らかにした。また糸状性コウレオスリックス属細菌の増殖を抑制する手段として、処理系列への窒素除去プロセスの導入が有望である結果を示した。さらに糸状性コウレオスリックス属細菌と処理施設の運転条件との統計解析により、同細菌の増殖制御に有効な因子の候補を提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
活性汚泥法は技術的に確立された廃水処理法として世界で広く普及している。しかし活性汚泥中の糸状性細菌の過剰な増殖によって生じる活性汚泥の固液分離障害は、未だ解決されない最大の運転障害の一つである。本研究では国内の多くの施設における同障害の一因が、糸状性コウレオスリックス属細菌の優占である可能性を示した。また国内各地の下水処理施設の調査結果に基づき、同細菌の増殖の制御に有効な処理方式や環境因子の候補について提示した。
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