研究課題
基盤研究(B)
本研究は残留性有機汚染物質(POPs)などの難分解性有害物質を対象として、ファイトフェントン法の浄化能力について、室内実験およびフィールド試験より検討を行った.その結果,本法は鉄化合物(コロイド状第二鉄微粒子、マグネタイトナノ粒子)とイネ科植物を用いることにより,ペンタクロロフェノール(PCP)を2カ月程度で浄化できることがわかった.また,ベチバーを移植したベトナムDDT汚染土壌のフィールド浄化試験から,その有効性が示された.本法は低コスト・高性能修復技術として従来技術の代替法として発展する可能性がある.今後は異なるPOPs汚染土壌への適用が望まれる.
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Chemosphere
巻: 144 ページ: 1443-1450
10.1016/j.chemosphere.2015.10.039