研究課題/領域番号 |
15H02857
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然共生システム
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研究機関 | 国立極地研究所 |
研究代表者 |
高橋 晃周 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (40413918)
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研究分担者 |
新妻 靖章 名城大学, 農学部, 教授 (00387763)
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研究協力者 |
ティエボ ジャン・バティスト
キタイスキー アレクサンダー
島袋 羽衣
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2015年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | 海洋保全 / 海洋生態 / 環境変動 / 動物行動 / バイオロギング |
研究成果の概要 |
近年、海洋生態系を効果的に保全するために、海洋生物の保全にとって重要な海域を効率的に抽出することが求められている。本研究では北海道で繁殖する潜水性海鳥ウトウが繁殖後に集中して利用する海域を調べることで、日本周辺の外洋域における重要保全海域の特定を行った。その結果、複数の繁殖地のウトウが秋にはオホーツク海のサハリン東岸沖海域を、冬には朝鮮半島周辺海域を複数年に渡って集中的に利用していることが明らかとなり、これらの海域を重要保全海域として特定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本周辺において重要海域を抽出する作業は環境省を中心に行われてきたが、外洋域の生物データが少なく、重要海域を効果的に絞り込めていない。本研究は、魚類などを大量に消費する海鳥ウトウの行動データを用いることで、外洋域において効率的に重要保全海域が特定できることを示した。特定された重要海域はロシア・韓国などにもまたがっており、国際的な保全活動の展開に向けて今後のデータの拡充が必要であることが示唆された。
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