研究課題/領域番号 |
15H02903
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 中部大学 |
研究代表者 |
横山 信治 中部大学, 生物機能開発研究所, 客員教授 (10142192)
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研究分担者 |
中川 大 中部大学, 応用生物学部, 准教授 (40397039)
呂 鋭 中部大学, 応用生物学部, 講師 (80381862)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2015年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | コレステロール / 動脈硬化 / HDL / 栄養学的制御 / 栄養因子 / 動脈硬化症 / ステロール代謝 / ABCA1 / Atherosclerosis / apoA-I / apoA-II / probucol |
研究成果の概要 |
コレステロール(CH)代謝の栄養学的制御について、(1)CH異化の経路(細胞CHの排出・HDL産生と代謝)に関し、①糖尿病におけるHDL産生低下が高血糖による細胞表面へのABCA1輸送障害と糖化タンパク質受容体によるその分解促進によることを解明、②ABCA1分解をcaveolin-1相互作用が促進、その阻害がABCA1活性を上昇させることを発見。 (2)日本人の血漿HDLの1990年代からの上昇傾向、HDL粒子タンパク質成分による構造・機能・代謝と動脈硬化リスクの確定的差異を、bioinformaticsから解明。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コレステロール代謝は動脈硬化を始めとする生活習慣病の発症と密接な関連があり、その栄養学的制御機構の解明は我が国の疾病予防による健康長寿と医療費削減を達成する上で重要な研究課題である。本研究により、1)動脈硬化の負のリスク因子である血漿HDL産生の栄養学的制御に新たな知見を得たこと、2)疫学的情報の bioinformatics 手法による解析により、HDLの構造・機能・代謝について重要な発見がなされた。これらの知見に基づいて我が国動脈硬化予防のあらたな戦略を構築する方向性が得られた。
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