研究課題/領域番号 |
15H02939
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
稲葉 光行 立命館大学, 政策科学部, 教授 (80309096)
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研究分担者 |
細井 浩一 立命館大学, 映像学部, 教授 (00268145)
THAWONMAS Ruck 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (50320122)
中村 彰憲 立命館大学, 映像学部, 教授 (70367134)
上村 雅之 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 教授 (20388086)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2015年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 状況学習 / 協調学習 / シリアスゲーム / メタバース / 日本文化 |
研究成果の概要 |
本研究では、伝統文化から生活文化に至るまでの様々な日本文化に関する学習環境を、インターネット上に構築することを目指した。本研究ではそのためのプラットフォームとして、世界中からアクセスができ、かつ仮想的な身体(アバター)で動き回ることができる仮想3次元空間(メタバース)を用いた。またメタバースを通してつながる学習者同士が、クイズの答えを共同で探索することで互いの知識を共有する「協調的シリアスゲーム」という学習モデルを考案した。さらに我々は、学習者自身が学習空間やゲームを設計し、それらを改良する過程で自身の学びを深める「デザイン実験」アプローチをメタバース上で実現する学習活動の実用化に取り組んだ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、学習科学分野への3つの貢献である。1点目は、日本文化に関わる複雑な知識を現実感のある形で学ぶ「状況学習」を、ネット上で実現したことである。2点目は、学習者同士が共同でゲームに取り組み、楽しみながら日本文化を学ぶ「協調的シリアスゲーム」という、新しい学習モデルの提案である。3点目は、学習者自身が学びの環境や過程を設計することで学習が促進される「デザイン実験」アプローチを、仮想空間を用いて実現したことである。これらの成果によって、海外からの多様な人材の受け入れが求められる我が国の教育機関において、海外人材が効率よく日本文化を学ぶための環境を提供できる可能性が拓かれた。
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