研究課題/領域番号 |
15H02972
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 産業技術大学院大学 |
研究代表者 |
松尾 徳朗 産業技術大学院大学, 産業技術研究科, 教授 (80433142)
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研究分担者 |
藤田 桂英 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00625676)
福田 直樹 静岡大学, 情報学部, 准教授 (30345805)
高橋 里司 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (40709193)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2015年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 電子商取引 / 情報経済学 / 実験経済学 / 社会システム / インセンティブ設計 / 信頼形成理論 / データ解析 / インセンティブ / 信頼形成 / 知能情報学 / エージェント / 広告配信 / スマートグリッド |
研究成果の概要 |
本研究は、電子経済活動における取引者の信頼形成を実現するための取引制度設計と社会実験に関連する。研究活動を通して次の成果を得た。(1) VCGメカニズムの単一財複数ユニットオークションに関して被験者実験を実施し、実用可能性を高めるための要因を明らかにできた。(2) 予測市場メカニズム設計におけるパラメータ調整の手法について扱えるようにし、シミュレータの試作を行なった。(3) スポンサードサーチオークションにおける外部性を取り入れた場合のメカニズムの設計し、一定の有効性を確認できた。(4) 状況を拡張し、サービス受益者の行動センサリングに関する実験を実施し、現実世界での信頼形成とリンクさせた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、多様なメディアやサイバーフィジカル融合などをはじめとしたSociety 5.0時代における電子商取引の可能性の拡張について大きな貢献を与えることができる。とりわけ、従来実用性が乏しいと言われるVCGベースの入札における課題点を明らかとすることができ、さらにスポンサードサーチオークションなどにおける外部性が存在する際のメカニズム設計を可能とした。さらに、研究を現実世界での取引者の行動に拡張したことで、次世代のサイバーフィジカルやIoTとの連携の可能性について多大な知見を提供することが可能となった。
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