研究課題
基盤研究(B)
私たちの脳は、一度損傷すると再生しないと考えられている。例えば、脳卒中で起こる手足の麻痺は時間を経ても自然治癒力ではほとんど回復しない。しかしながら、近年の神経生物学研究の発展により、私たちの脳にも潜在的な再生能力があることが明らかになってきた。本研究では、ニューロンの潜在的再生能の解明と、損傷脳にニューロンを補充するための生体材料を開発した。
ニューロンが細胞分裂しない事実はよく知られているが、そのメカニズムはほとんど知られていなかった。本研究において、ニューロンの細胞分裂保護機構の一端を明らかにした点を学術的意義として強調する。また、本研究で開発した人工足場材料が脳卒中などの損傷脳再生への応用展開が期待されるという点を社会的意義として強調する。
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すべて 雑誌論文 (4件) 学会発表 (14件) (うち国際学会 4件、 招待講演 10件) 備考 (1件) 産業財産権 (1件)
バイオマテリアルー生体材料ー
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http://www.tmd.ac.jp/cbir/1/ajioka/index.html