研究課題/領域番号 |
15H03032
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中尾 恵 京都大学, 情報学研究科, 准教授 (10362526)
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研究分担者 |
松田 哲也 京都大学, 情報学研究科, 教授 (00209561)
浦西 友樹 大阪大学, サイバーメディアセンター, 准教授 (00533738)
黒田 知宏 京都大学, 医学研究科, 教授 (10304156)
佐藤 寿彦 京都大学, 医学研究科, 准教授 (40388822)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2016年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2015年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | 臓器変形 / コンピュータビジョン / スパースモデリング / 手術支援システム / 手術支援 / ロボット手術 |
研究成果の概要 |
本研究では,内視鏡手術やロボット手術において得られる内視鏡カメラ映像内の限られた視覚情報のみから臓器変形・力学特性をリアルタイムに推定するスパースモデリングの探究を目指した.三次元CT/MRI画像から構築される弾性体モデルを事前知識として活用し,内視鏡画像から頑健性の高い多次元特徴量を選択・抽出することによって,遮蔽や視野外によって直接視認できない領域を含めて臓器変形を推定する方法を開発した.臓器変形・切除に対応して腫瘍位置の実時間可視化を達成する手術支援システムを開発し,患者症例データの適用による臨床応用を想定した実験を通して試作システムの有用性を評価した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
開発システムは内視鏡手術において,手術の安全性向上, 医師の負担軽減, 手術時間の短縮など先進医療の課題への貢献が可能である点で社会的意義が大きい.また,本研究は数理モデリング・有限要素解析・コンピュータビジョンを融合した独創的な理論体系・基盤技術の探究を軸としている.開発アルゴリズムはカメラ画像処理,形状推定やロボティクスなどの他の学術分野への応用に繋がることが期待される.
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