研究課題/領域番号 |
15H03066
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
田中 彰吾 東海大学, 現代教養センター, 教授 (40408018)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 身体性 / 人間科学 / 現象学 / 身体性認知 / 身体化された自己 / 身体化された間主観性 / 身体図式 / 間身体性 / 身体イメージ / あいだ / 国際研究者交流(ドイツ) / 国際研究者交流(デンマーク) / ミニマル・セルフ / 間主観性 / 他者理解 / 自己意識 / 国際研究者交流(アメリカ) / 国際研究者交流(イタリア) |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、「身体性人間科学(embodied human science)」の理論を新たに構想することにある。身体性人間科学とは、現象学にもとづく人間科学に対して、身体性認知のパラダイムを持ち込んだものである。助成期間中に主に取り組んだのは、(a)身体行為に基礎づけられた自己、(b)自他間の身体的相互行為身体に支えられた社会的認知と他者理解、を理論的に解明する作業である。一般向けの主な成果として『生きられた〈私〉をもとめて』(北大路書房、2017年)を出版した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1990年代以降、主要な心の科学(心理学、認知科学、神経科学など)では「身体性(embodiment)」の重要性が広く認識されるようになり、「身体性認知」と呼ばれる新たなパラダイムも成立した。本研究は、このパラダイムをさらに推進し、「心の科学」にとどまらず、心身全体を射程とする「人間科学」を構想することを目的としたものである。研究期間中は、以下の二点を理論的に解明することを試みた。 (1)われわれが無自覚に遂行するスキルフルな身体行為に基礎づけられて成立している「自己」、(2)非言語的コミュニケーションも含め、自己と他者のあいだで展開される相互作用にもとづく「社会的認知」および「他者理解」。
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