研究課題/領域番号 |
15H03071
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
岡田 千あき 大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (40335401)
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研究協力者 |
スバンダ モーリ
チャティーザ ペトロス
グローガン ポリック
ディコ デ ジャガー
川上 翔
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2015年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 開発と平和のためのスポーツ(SDP) / 貧困削減 / ジンバブエ / カンボジア / オランダ / 香港 / フットサル / サッカー / 開発と平和のためのスポーツ / ホームレスワールドカップ / コーチング / ソーシャルスポーツコーチ / スポーツ / ポストコンフリクト / 青少年 / 開発のためのスポーツ / 平和のためのスポーツ |
研究成果の概要 |
本研究では、貧困削減に対するスポーツの寄与を検討するために、ジンバブエ、カンボジア、オランダ、香港の4か国において現地調査を行った。 その結果、スポーツ実施は、「個人」「対人」「コミュニティ」「組織」「社会」などの異なるレベルで成果を示したが、例えば、活動参加者が同じ能力を身に付けても、属する社会によって成果に差があること、すなわち、スポーツ実施による絶対的貧困への寄与は一般化できるが、相対的貧困については個別事例の特殊性が大きいことが明らかになった。スポーツの貧困削減への寄与は、①社会、経済状況に左右される、②裨益者に直接働きかける主体のスポーツの意味づけが重要である、という結論に至った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究のまとめとして、12月に行われたホームレスワールドカップメキシコ大会において、ジンバブエ、カンボジア、オランダ、香港の4か国の関係者に対して研究成果のフィードバックを行うと同時に、今後の連携の可能性についての協議を開始した。本研究が終了した2019年3月現在においても、これらの国々との良好な関係性は継続されており、研究成果の有効な活用方法と新たな研究テーマの設定について意見を交わしている。また、これまでに国ごとに学会発表や論文投稿を進めてきたが、今後、日本を含めた5か国での現地調査の結果を比較検討すべく、論文投稿をはじめ書籍の出版や講演会の開催などの計画している。
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