研究課題/領域番号 |
15H03090
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
清水 英寿 島根大学, 生物資源科学部, 准教授 (10547532)
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研究分担者 |
萩尾 真人 東洋大学, 生命科学部, 助教 (00623927)
吹谷 智 北海道大学, 農学研究院, 講師 (10370157)
岡野 邦宏 秋田県立大学, 生物資源科学部, 助教 (30455927)
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連携研究者 |
宮崎 均 筑波大学, 生命環境系, 教授 (40183636)
石塚 敏 北海道大学, 大学院農学研究院, 准教授 (00271627)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2015年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
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キーワード | スカトール / インドール系化合物 / 高食肉摂取 / 胆汁酸 / 二次胆汁酸 / 腸内細菌叢 / 大腸ガン / 炎症性腸疾患 / Bile Acids / 12alpha-Hydroxylated BAs / Deoxycholic acid / Caco-2細胞 / HepG2細胞 / FGF15/19 / Skatole / AhR / トリプトファン代謝産物 / 肝臓 / 腸管 / デオキシコール酸 / インドキシル硫酸 / AHRR / 腸内細菌 / Bacteroidetes / 生活習慣病 / 胆汁酸代謝 / 動物性タンパク質摂取過多 / インドール |
研究成果の概要 |
本研究では、腸内細菌代謝産物であるスカトールが、ラット個体、培養腸管細胞、培養肝ガン細胞、それぞれに与える影響について解析を行った。結果としてスカトールは、ラット個体においては、胆汁酸代謝の撹乱を誘発させ、肝臓や回腸での遺伝子発現、そして腸内細菌叢を変動させる事が明らかとなった。また、腸管細胞を用いた解析では、スカトールがAhRを介して細胞死を導く事が確認された。さらに培養肝ガン細胞では、スカトールはERKの活性化を介して細胞増殖を導く事が示唆された。以上の本研究結果から、腸内におけるスカトールの産生は、消化管機能の異常を誘発させ、さらに消化管疾患の発症・進展へも関与する可能性が示された。
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