研究課題/領域番号 |
15H03139
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 麗澤大学 |
研究代表者 |
黒須 里美 麗澤大学, 外国語学部, 教授 (20225296)
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研究協力者 |
キャンベル キャメロン
董 浩
川口 洋
リー サングック
中里 英樹
髙橋 美由紀
津谷 典子
楊 文山
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2015年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 東アジア / 歴史人口学 / 多世代パネルデータ / イベントヒストリー分析 / 宗門人別改帳 / ライフコース / 家族 / 歴史人口Big Data / データベース / 世帯 / 家族史 / 前近代社会 / 結婚 / 出生 / ビッグデータ / 人口統計 / 近代移行期 |
研究成果の概要 |
本研究は東アジアで開発の進む歴史人口データベース(1700-1945年)を駆使し、人口学的行動(出生・死亡・結婚・養子・移動など)と世帯経済や同居親族とのつながりに実証的に迫った。日本、中国、台湾、韓国の歴史人口における家族とライフコースの類似性とともに、家族システムの違いによる相違性を明らかにした。また日本における歴史人口データベースの拡充と構築プロセスの効率化を飛躍的に前進させた。過去と現在をつなぐ視点を持った歴史人口Big Dataを利用した東アジア発信の歴史人口学のスタートと言える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
東アジアの歴史人口における家族とライフコースの類似性と相違性を、歴史人口データベースを活用した人口学的行動の分析によって実証的に明らかにした先駆的研究である。東アジア社会における家族システムの相違を明らかにしたとともに、これまで西欧社会が中心となっていた歴史人口学の枠組みではとらえられない世帯や親族の重要性という新しい視点を示すことができた。また本研究の過去と現在をつなぐアプローチや東アジアの歴史人口における類似性の発見は、超少子高齢化が進む現代の東アジア社会の理解にも大いに示唆を与える。
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