研究課題/領域番号 |
15H03164
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
深貝 保則 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 教授 (00165242)
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研究分担者 |
成田 和信 慶應義塾大学, 商学部(日吉), 教授 (30198387)
森村 進 一橋大学, 大学院法学研究科, 特任教授 (40134431)
山崎 聡 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 准教授 (80323905)
小畑 俊太郎 甲南大学, 法学部, 准教授 (80423820)
高橋 久一郎 千葉大学, 大学院人文科学研究院, 教授 (60197134)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 11,000千円、間接経費: 3,300千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2016年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2015年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
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キーワード | 幸福 / ウェル‐ビーイング / 功利主義 / 倫理 / 存続 / 社会的正義 / ウェルビーイング / ウェル-ビーイング / 社会思想史 / 社会科学 / 社会哲学 |
研究成果の概要 |
個々人の境遇はみずからの才覚次第だという社会的趨勢のもとでは、到達度は他者との比較のなかで実感されがちである。しかし、比較の性質上、確実に自分が優位であるはずもなく、近代型の幸福感は脆弱なものとならざるを得ない。また、たとえば医学的な知見とその技術的な応用が生命を延命し、操作しうる段階に突入したことによって、技術が「生きる」ということの意味付けをも揺さぶりつつある。 功利主義を踏まえると今日では、「快楽説」、「欲求実現説」、「客観的リスト説」の3つが、幸福を語る主な枠組みだと整理される。この場合、どのようなタイム・スパンで存続とウェル-ビーイングを捉えるのかが重要だ、と考えることができる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
幸福やウェル‐ビーイングは功利主義にとっても重要な主題であるが、それに尽きるものではない。古来、人びとの幸福のあり方をめぐってさまざまな考察がなされてきた。人の内面は状態についての思考あるいは信仰と深く結びつく領域であるし、他者との関わりや社会のあり方において問題となる。そして内面および社会的状態の双方はウェル‐ビーイングにとっての重要な構成要素である。 今日のように人間的営為の重層が自然や環境の状態を切り崩すような顛末に到っているなかでは、自然と人間との存続のあり方さえ、新たに模索されなければならない。思想史と現代的な課題との往復のなかで、ウェル-ビーイング(良きありかた)の思考を進めた。
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