研究課題/領域番号 |
15H03189
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 名古屋経済大学 |
研究代表者 |
川津 雅江 名古屋経済大学, 法学部, 名誉教授 (30278387)
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研究分担者 |
成田 雅彦 専修大学, 経営学部, 教授 (00245953)
植月 恵一郎 日本大学, 芸術学部, 教授 (10213373)
吉川 朗子 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (60316031)
小口 一郎 大阪大学, 言語文化研究科(言語文化専攻), 教授 (70205368)
金津 和美 同志社大学, 文学部, 教授 (90367962)
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研究協力者 |
伊藤 詔子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2016年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2015年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 環境文学 / 環大西洋 / トランスアトランティック / エコロジー / 英米文学 / ロマン主義 / アメリカンルネサンス / ポストヒューマン |
研究成果の概要 |
本研究により、英米ロマン主義の環境文学・思想の大西洋を横断した影響関係が、イギリスからアメリカへの一方通行ではなく双方向にあったことが明らかになった。また、ジェンダーも人種も国境も超越する現在の環境汚染、スコット・スロヴィックのいう「場所性の超越」の文芸史的・歴史的淵源が、英米ロマン主義の影響関係のせめぎ合いの中にあることが実証され、ロマン主義的環境思想の英米文化における基盤的役割と、その現代的意義が再確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
英米ロマン主義の環境文学・思想の相互影響作用に注目するという独創的な視点をとり、個別実証的研究にとどまらず、環境文学批評史におけるロマン主義の「トランスアトランティック・エコロジー」研究の体系化に先鞭をつけた本研究は、エコクリティシズムのさらなる発展に貢献する成果をあげた点に、学術的意義がある。さらに、本科研のホームページでの研究成果の公表、一般向けの講座の開催、本の出版など、現在の環境保護意識向上に関して啓蒙活動の一環を担った点で、社会的にも重要な意義を持つ。
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