研究課題/領域番号 |
15H03229
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
門田 修平 関西学院大学, 法学部, 教授 (20191984)
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研究分担者 |
中西 弘 東北学院大学, 文学部, 准教授 (10582918)
林 良子 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (20347785)
氏木 道人 関西学院大学, 理工学部, 教授 (20369680)
中野 陽子 関西学院大学, 人間福祉学部, 教授 (20380298)
川崎 眞理子 関西学院大学, 人間福祉学部, 助教 (30779989)
長谷 尚弥 関西学院大学, 国際学部, 教授 (50309407)
風井 浩志 関西学院大学, 理工学部, 研究員 (80388719)
野呂 忠司 愛知学院大学, 文学部, 客員教授 (40218376)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2015年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
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キーワード | シャドーイング / 音声知覚 / マガーク効果 / 第二言語習得 / インプット効果 / 眼球視線分析 / 眼球運動 / 顔動画 / 英語音声学習 / 近赤外分光法 / 近赤外線分光法 |
研究成果の概要 |
マガーク効果に関する研究から人は、言語音を聴覚によって知覚するだけでなく、実は話し手の口の動きに関する視覚情報の影響も受けることが明らかになっている。シャドーイングの学習時にも、話し手の口元の動きがわかる顔動画とともに音声提示すると学習効果が向上するという仮説について、眼球運動視線分析を含めた2実験を通じて検証した。その結果、学習者の眼球は、話し手の顔の静止画では目を注視するが、動画では口元を注視する傾向が強いこと、さらに動画では、顔の中でも鼻付近を見ているときに、シャドーイング再生率が有意に向上することが判明した。鼻に眼球注視点を置くことで、目と口元の両方からの情報を処理できると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ことばの習得をめぐる、言語学、音声学、認知心理学、認知科学、脳神経科学の発展には目を見張るものがある。また、英語などの第二言語習得研究も、特にここ十数年の間にめざましい進歩を遂げ、世界的に数々の研究成果が出されている。これらから、外国語習得のポイントとして、「インプット処理」「プラクティス」「アウトプット産出」「モニタリング」の4つが明らかにされている。 インプット音声をひたすら復唱するシャドーイングは、シャドーイングの効果について、きちんと科学的に明らかにされているとは言い難い。本研究成果はシャドーイングのインプット効果について一定の結論を提出している点で社会的意義があると思われる。
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