研究課題/領域番号 |
15H03242
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 國學院大學 |
研究代表者 |
根岸 茂夫 國學院大學, 文学部, 教授 (30208285)
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研究分担者 |
一戸 渉 慶應義塾大学, 斯道文庫(三田), 准教授 (20597736)
古相 正美 中村学園大学, 教育学部, 教授 (30268966)
岩橋 清美 国文学研究資料館, 古典籍共同研究事業センター, 特任准教授 (50749653)
白石 愛 東京大学, 総合研究博物館, 特任助教 (60431839)
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研究協力者 |
齋藤 公太
宮部 香織
早乙女 牧人
石岡 康子
中村 明裕
岡谷 成康
矢口 結菜
太田 和子
川村 由紀子
渡邉 卓
高塩 博
齋藤 みのり
宮澤 歩美
杉山 哲司
竹田 真衣子
番場 夏希
箕輪 有朝
杉山 宗悦
田中 丈敏
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,730千円 (直接経費: 12,100千円、間接経費: 3,630千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2015年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
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キーワード | 国学 / 荷田春満 / 歴史学 / 神道史 / 文学 / 日本語学 / 法制史 / 史料学 / 日本史 / 国文学 / 宗教学 / 国語学 / 神道学 |
研究成果の概要 |
前期国学と近世の文化・社会・政治の人的ネットワークに注目し、18世紀の社会を総合的に考察した。国学四大人の筆頭荷田春満を中心に論じ、前期国学の始点となる契沖と春満との関係も確定した。春満が享保期の文教政策と深く関係し、儒学者と関係を持ち、彼らの学校設立に啓発され、国学の学校設立を企図した過程を明らかにし、前期国学成立の過程を政治・文化・社会の中で位置付けた。のち養子荷田在満を中心に神道学・歴史学・文学・日本語学・法制史の基礎を築いていく過程も論じた。春満の弟信名の日記から2,194名に上る人名を抽出し、前期国学の人的ネットワークを描き出した。原典の検討により現在流布のテキストも多く訂正できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
前期国学を18世紀の社会に位置づけて総合的に考察するとともに、新史実を明らかにした。契沖と荷田春満との関係、儒学者と春満が相互に学校設立計画に与えた影響など、近世中期の学問や教育、文化・社会・政治の研究に影響を与える問題である。調査の中心とした京都市東丸神社東羽倉家文書に加え、伏見稲荷大社、京都府総合資料館などの史料収集に努め、総合的に研究を発展させる基礎的な史料を構築した。その他、伏見稲荷の社家や周辺の地域の動向を考察し、信名の孫にあたる信郷の日記や文芸史料の検討から和歌など文芸とネットワークの検出にも繋がった。収集史料のオーロラ記事が天文学研究にも利用され、人文科学以外の学問に貢献できた。
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