研究課題/領域番号 |
15H03244
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
成田 龍一 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (60189214)
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研究分担者 |
竹内 栄美子 明治大学, 文学部, 専任教授 (00236415)
鈴木 勝雄 独立行政法人国立美術館東京国立近代美術館, 企画課, 主任研究員 (30321558)
高 榮蘭 日本大学, 文理学部, 教授 (30579107)
丸川 哲史 明治大学, 政治経済学部, 専任教授 (50337903)
黒川 みどり 静岡大学, 教育学部, 教授 (60283321)
坪井 秀人 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (90197757)
島村 輝 フェリス女学院大学, 文学部, 教授 (90216078)
戸邉 秀明 東京経済大学, 経済学部, 准教授 (90366998)
渡辺 直紀 武蔵大学, 人文学部, 教授 (80409367)
東 由美子 国際ファッション専門職大学, ファッションビジネス学科, 教授 (00307985)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
15,340千円 (直接経費: 11,800千円、間接経費: 3,540千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2015年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 日本史 / 近現代史 / 文化史 / 高度成長 |
研究成果の概要 |
本研究は、国内での定期的な高度成長文化研究会と、国際的な会議への参加、国際的な会議の開催を軸に活動した。前者は、各年度3回ずつ、総計15回の研究会をおこない、1960年代を核とする高度成長期の日本における文化史的考察をおこなった。また、映画や読み物を中心とする大衆文化も視野に収めた。後者も各年度、実施した。アメリカ合衆国カリフォルニア大学、コロンビア大学、ニューヨーク大学などと提携し、ワークショップや国際会議を共催した。また他の大学、他の団体による国際会議に参加し、パネルを組織した。研究代表者および研究分担者は、本研究のなかで得た成果をもとに、各自それぞれ著作や論文を公表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これまで、回顧的・現象的に論じられてきた高度成長期の文化を、方法意識に基づき、文化史研究として検討にたえる成果を出すことを目的としていた。5年間の共同研究により、その目的は、国際シンポジウム、ワークショップ、さらに著作や論文によって成果を多角的に還元することができた。その意義は、第一に、この時期の文化を「日本」に閉じたものにすることなく世界史のなかに位置付け、アメリカの影響を有機的に組みこみ、東アジアの冷戦体制のなかでの動きとして把握した点である。また、第二には、歴史教育関係者と協力し、固定的な説明に陥りがちであった、学校教育における高度成長期の理解に変化を促した点である。
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