研究課題/領域番号 |
15H03252
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
佐藤 智水 龍谷大学, 公私立大学の部局等, フェロー (40116463)
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研究分担者 |
都築 晶子 龍谷大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (00115601)
長谷川 岳史 龍谷大学, 経営学部, 教授 (00309105)
神塚 淑子 名古屋大学, 人文学研究科, 名誉教授 (20126030)
宮崎 洋一 広島文教女子大学, 人間科学部, 教授 (50258290)
市川 良文 龍谷大学, 文学部, 准教授 (70440881)
北村 一仁 龍谷大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (60748028)
岡田 至弘 龍谷大学, 理工学部, 教授 (30127063)
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研究協力者 |
石松 日奈子 東京国立博物館, 客員研究員 (80424307)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | 東洋史 / 仏教 / 道教像 / 造像銘 / 地域社会 / 邑義 / 女性の造像 / ジェンダー / 仏教史学 / 道教 |
研究成果の概要 |
4年間の研究期間で、中国華北に散在する約20余の仏教遺跡を尋ね、また日本・中国・台湾・韓国・アメリカ合衆国の美術館・博物館約30か所を訪れて、仏教文物に刻まれた銘文の調査を実施した。その結果、多くの未報告の造像銘を収録し、北魏ほか、東魏・西魏・北周期の「造像銘目録初稿」を作成した。新収史料については、逐次研究会で報告し検討した。また、中型・大型の銘記についてはタイムマップに入力して、時代的変化や地域的分布を可視化した。以上の作業を基に、担当研究者は各自の視点から、当該時代の各地の宗教環境の背景について考察し報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、仏教文物に刻まれた銘文を収集整理して史学の分析対象にふさわしく提供するのを目的とするが、中国各地の現地調査及び世界に散在する仏教文物の探索により、多くの新資料を得た。その成果を「北魏・東魏・西魏・北周」の造像銘目録初稿として仕上げ、後継の研究者に提示した。また分布図面を作成する作業過程から、各地の宗教環境の解明と共に、当時の民間交通網が浮き彫りになった。この点は、当該時代の経済交易の視点に新たな道を開くものである。また、女性が仏教信仰に傾斜していく過程で、6世紀前期から女性主導による女性集団造像の事例が漸増していくというジェンダー的視点からの歴史的意義も提示することができた。
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