研究課題/領域番号 |
15H03253
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 公益財団法人東洋文庫 |
研究代表者 |
本庄 比佐子 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (50106639)
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研究分担者 |
内山 雅生 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (30151905)
久保 亨 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (10143520)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | 中国経済 / 日本の中国実態調査 / 華中 / 華南 / 中国近現代史 / 中国近代社会経済史 / 華中調査 / 華南調査 / 中国近代経済史 |
研究成果の概要 |
戦前・戦中期に台湾総督府、台湾銀行、満鉄調査部をはじめとする日本の統治機構、企業、研究調査機構などが行った華中・華南調査に関する分析をまとめるとともに、当時、日本人が中国社会をいかに把握していたか、さらにそのような認識が今日の対中観にいかなる影響を与えているか、という問題にまで考察を深めることができた。その成果は、シンポジウム「戦前日本の華中・華南調査」と論文集『戦前日本の華中・華南調査』(東洋文庫、2021年)によって公表され、当該分野の学術研究の発展に資すものとなっている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来組織的に研究されてこなかった戦前・戦中期の日本の調査機関等による華中・華南地域に関する調査研究を組織的総合的に分析し、華中・華南地域に関する資料の所在状況も含め、「戦前・戦中期華中・華南地域における実態調査」の全体像を明らかにした。そうした資料を、同時期の中国側資料や近年の中国側の研究成果を参照するならば、華中・華南地域の政治・経済・社会文化が20 世紀前半期に大きく変貌していく過程を明らかにするとができる。華中・華南地域は、長い歴史的伝統を有する一方で、早くから急速な近代化の波も受けてきた注目すべき地域である。
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