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下からの地域開発の実践―フットパスと農村民泊による展開

研究課題

研究課題/領域番号 15H03280
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 文化人類学・民俗学
研究機関筑波大学

研究代表者

前川 啓治  筑波大学, 人文社会系, 教授 (80241751)

研究分担者 鈴木 龍也  龍谷大学, 法学部, 教授 (30196844)
久保 由加里  大阪国際大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (60514354)
塩路 有子  阪南大学, 国際観光学部, 教授 (70351674)
廣川 祐司  北九州市立大学, 基盤教育センター, 准教授 (80635649)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2015年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
キーワード農泊 / フットパス / WaW / コモンズ / 里道 / 景観 / 観光地域づくり / グローカリゼーション / 農村民泊 / アクター / ウォーカーズ・アー・ウェルカム / ランブリング / アクセス権 / 地域開発 / アクセス制度 / パブリック・フットパス / 地域活性化 / WaW(ウォーカーズ・アー・ウェルカム)タウン / ランブラーズ協会 / 限界集落 / アクティブラーニング / カレッジフットパス / フェアトレード / カレッジ・フットパス / 内的発展論 / Walkers are Welcome Town / 観光 / 地域づくり
研究成果の概要


農泊は、これといった資源がない地域でも、観光地域づくりが可能であることを「証明」した。同時に、観光や地域づくりとしては「点」としての展開とならざるをえない。フットトパスとは、「公衆がレクリエーションのために『歩く権利』を持つ自然歩道」を意味するが、イギリスにおいて、第二次囲い込みによる労働権・交通権の排除に対抗するために構築されてきた。
法の制定により、「オープン・ランド」でも自由に歩くことができるようになった現在、新たな「ノマド型」のコモンズの展開という観点から、日本における新たな観光地域づくりの背景となる制度的側面も明らかにし、観光概念の脱構築を促す現象として重要であることを確認した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

「農泊」という都市農村交流の仕掛けが出来てからすでに20余年を経て、高齢化対応等の恒常的な課題もあるが、全国農泊組織連合によるアソシエーションのネットワーク化も試みられ、農泊による地域活性化の新たな展開の段階を跡付けた。
フットパス・ウォーキングは、イギリスではウォーカーズ・アー・ウェルカムという運動組織に対応するが、この両国の組織の全国的な展開を明らかにすることによって、動態的なコモンズ構築による新たな観光地域づくりの実践的手法をモデル化し、各地への更なる普及につなげることができる。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実績報告書
  • 2016 実績報告書
  • 2015 実績報告書
  • 研究成果

    (33件)

すべて 2018 2017 2016 2015 その他

すべて 雑誌論文 (7件) (うちオープンアクセス 1件、 査読あり 3件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (19件) (うち招待講演 6件) 図書 (6件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 英国におけるパブリック・フットパスと地域振興(part2)ー小さな町村のWalkers are Welcome活動とウォーカーと関わる観光産業ー2018

    • 著者名/発表者名
      塩路有子
    • 雑誌名

      『阪南論集』社会科学編

      巻: 54-1 ページ: 145-155

    • NAID

      120006536216

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 「日本のフットパスにおけるウォーカーの志向について」2018

    • 著者名/発表者名
      廣川祐司
    • 雑誌名

      専修経済学論集

      巻: 129 ページ: 21-33

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [雑誌論文] 自然観賞型遊歩道の管理責任判断における考慮事由──2つの落枝事故訴訟の検討を通して──2017

    • 著者名/発表者名
      鈴木龍也
    • 雑誌名

      龍谷大学里山学研究センター年次報告書『里山学研究 流域のくらしと奥山・里山 ~ 愛知川から考える』

      巻: 2016年度巻 ページ: 1-15

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [雑誌論文] 英国発フットパスの日本への広がり2017

    • 著者名/発表者名
      久保由加里
    • 雑誌名

      『地域開発 特集 集客空間の変容・現代の大人の遊び場』

      巻: 617 ページ: 11-17

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [雑誌論文] 英国におけるパブリック・フットパスの保全にみる共生するツーリズム  - コッツウォルズ地方の事例から2016

    • 著者名/発表者名
      久保由加里
    • 雑誌名

      『異文化コミュニケーション研究』

      巻: 9 ページ: 29-40

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 英国におけるパブリック・フットパスと地域振興 ーWalkers are Welcome タウンの活動 -2016

    • 著者名/発表者名
      塩路有子
    • 雑誌名

      阪南論集

      巻: 51巻3号 ページ: 213-221

    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] フットパスによる地域創生のモデル化の試み-持続可能な発展における 「開発」概念の再定位-2015

    • 著者名/発表者名
      廣川祐司
    • 雑誌名

      千葉大学経済研究

      巻: 29号4巻 ページ: 135-169

    • NAID

      120007054301

    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 「鹿野ちゃれっじ 果樹の里山をデザインする 耕作放棄地を観光交流空間へ」  「アルベルゴ・ディフーゾの日本への広がり」2018

    • 著者名/発表者名
      久保由加里
    • 学会等名
      日本フットパス協会『「歩くこと」は国境を超える―英・日での展開と連携』
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 「フットパスを支える法的制度的基盤」2018

    • 著者名/発表者名
      鈴木龍也
    • 学会等名
      日本フットパス協会『「歩くこと」は国境を超える―英・日での展開と連携』
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 「フットパスと地域活性化:英国Walkers are Welcomeタウンの活動」」2018

    • 著者名/発表者名
      塩路有子
    • 学会等名
      日本フットパス協会『「歩くこと」は国境を超える―英・日での展開と連携』
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 「カレッジ・フットパスの展開」2018

    • 著者名/発表者名
      廣川祐司
    • 学会等名
      日本フットパス協会『「歩くこと」は国境を超える―英・日での展開と連携』
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 「フットパスによる共創のエリアデザイン」 「日本におけるアルベルゴ・ディフーゾの広がり」2018

    • 著者名/発表者名
      久保 由加里
    • 学会等名
      長野県鬼無里フットパス研修会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 「英日におけるWalkers are Welcomeの展開」2018

    • 著者名/発表者名
      前川啓治
    • 学会等名
      WaWくまもと国際シンポジウム
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] フットパスを用いた地域創生~レクリエーションとしてのフットパ スに期待する“つながり”とは~2017

    • 著者名/発表者名
      廣川祐司
    • 学会等名
      第29回 九州レジャー・レクリエーション 学会
    • 発表場所
      北九州市立大学(福岡県北九州市)
    • 年月日
      2017-03-04
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [学会発表] 入会訴訟から見る入会問題の変化と法理論2017

    • 著者名/発表者名
      鈴木龍也
    • 学会等名
      日本法社会学会学術大会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 英国のパブリック・フットパスと地域活性化活動:文化遺産をめぐる文化・社会的環境の構築2017

    • 著者名/発表者名
      塩路有子
    • 学会等名
      日本文化人類学会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 英国のフットパスと地域活性化:Walkers are Welcome タウンの活動2017

    • 著者名/発表者名
      塩路有子
    • 学会等名
      観光創造研究会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 郷土愛(シビックプライド)の醸成による地域課題解決 への道」2016

    • 著者名/発表者名
      廣川祐司、若宮早希との共同
    • 学会等名
      第3回地域課題解決全国大会 in 庄内
    • 発表場所
      東北公益文化大学(山形県酒田市)
    • 年月日
      2016-12-03
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [学会発表] フットパスによる地域活性化を目指す人材育成モデル2016

    • 著者名/発表者名
      廣川祐司、石原遥菜との共同
    • 学会等名
      第3回地域課題解決全国大会 in 庄内
    • 発表場所
      東北公益文化大学(山形県酒田市)
    • 年月日
      2016-12-03
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [学会発表] 歩くこと、見出すこと、生きること -都市と農村2016

    • 著者名/発表者名
      前川啓治
    • 学会等名
      Anthropology of Japan in Japan
    • 発表場所
      筑波大学(茨城県、つくば市)
    • 年月日
      2016-11-26
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [学会発表] 英国におけるフットパスとWalkers are Welcomeタウンの活動2016

    • 著者名/発表者名
      塩路有子
    • 学会等名
      Anthropology of Japan in Japan
    • 発表場所
      筑波大学(茨城県、つくば市)
    • 年月日
      2016-11-26
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [学会発表] フットパスの持つ汎用性-耕作放棄地を国際交流空 間へ2016

    • 著者名/発表者名
      久保由加里
    • 学会等名
      Anthropology of Japan in Japan
    • 発表場所
      筑波大学(茨城県、つくば市)
    • 年月日
      2016-11-26
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [学会発表] 英国におけるフットパスの再発見と地域活性化2016

    • 著者名/発表者名
      塩路有子
    • 学会等名
      はびきの市民大学講座
    • 発表場所
      はびきの市民大学(大阪府羽曳野市)
    • 年月日
      2016-11-20
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [学会発表] 大学生が地域社会を変革する「地方創生モデル」の開発2016

    • 著者名/発表者名
      見舘好隆・廣川祐司・村江史年・内田晃
    • 学会等名
      第22回 大学教育研究 フォーラム
    • 発表場所
      京都大学吉田キャンパス(京都府京都市)
    • 年月日
      2016-03-17
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
  • [学会発表] フットパスとは何か──定義問題から見えるフットパスの特徴──2015

    • 著者名/発表者名
      鈴木龍也
    • 学会等名
      フットパス国際シンポジウム
    • 発表場所
      中間ハーモニーホール(福岡県中間市)
    • 年月日
      2015-11-28
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
  • [学会発表] 観光とよりよい暮らしの実現に向けて2015

    • 著者名/発表者名
      塩路有子
    • 学会等名
      吹田市観光講座
    • 発表場所
      吹田歴史文化まちづくりセンター(大阪府吹田市)
    • 年月日
      2015-05-23
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
  • [図書] 『全国フットパスの集い 2018 in 柴田』2018

    • 著者名/発表者名
      全国フットパスの集い 2018 in 柴田実行委員会
    • 総ページ数
      72
    • 出版者
      日本フットパス協会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [図書] 『鹿野ちゃれっじ 果樹の里山をデザインする!』2018

    • 著者名/発表者名
      久保由加里
    • 総ページ数
      80
    • 出版者
      カツ★クリエイト
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [図書] 『琵琶湖水域圏の可能性』「里山学からの展望」2018

    • 著者名/発表者名
      鈴木龍也
    • 総ページ数
      180
    • 出版者
      晃洋書房
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [図書] 「入会の環境保全機能に関する一考察──近年の入会訴訟の検討から──」 (牛尾洋也・吉岡祥充・清水万由子編著『琵琶湖水域圏の可能性──里山学からの展望──』2018

    • 著者名/発表者名
      鈴木龍也
    • 出版者
      晃洋書房
    • ISBN
      4771030561
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [図書] 「遺産に暮らす新旧住民 ー英国カントリーサイドの「住まい」とコミュニティー」『文明史のなかの文化遺産』2017

    • 著者名/発表者名
      塩路有子
    • 出版者
      臨川書店
    • ISBN
      9784653043621
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [図書] 異文化コミュニケーション研究:英国におけるパブリック・フットパスの保全にみる共生するツーリズム - コッツウォルズ地方の事例から -2016

    • 著者名/発表者名
      国際教養学部編集委員会:久保 由加里
    • 総ページ数
      200
    • 出版者
      大阪国際大学国際教養学部
    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
  • [備考] 筑波山ルネサンス

    • URL

      http://renaissance.hass.tsukuba.ac.jp/

    • 関連する報告書
      2015 実績報告書

URL: 

公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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